Walterのモノローグ　-50にして天命を知った後-

昨年夏に北アルプスに行き、今年の1月にはダイヤモンド富士を観に行った、以前の同僚から
突然メールがあり「今週の金曜日に南アルプスの赤岳に行くけど、もし良かったら行きません
か？」との内容でした。7月中旬に南アルプス北岳（日本で富士山の次に高い山）に行く予定に
しているのですが、その予行演習といったところでしょうか？今週は天気が悪く登山日より
ではありませんが、金曜日のこれといった予定がなかったため、行くことに決めました。これが
自由業たる良いところかもしれません。木曜日の夕方静岡を出発して、麓に泊まり、約9時間の
工程を歩き麓の駐車場まで戻る予定です。ちょっと無謀かもしれませんが、せっかく誘って
くれたのですから喜んで参加したいと思います。それにしても天気はどうでしょうか？昨年7月に
北アルプスに行った時は静岡を出た時は土砂降りの雨でした。しかし、松本では雨がやみ、登山
を開始したら晴天となりました。夏山シーズンの前であったため、山小屋の宿泊数は少なく、
又、すれ違う登山者はおらず、その上晴天で槍ヶ岳、穂高岳などの山々を独り占めするような
登山でした。さて明後日は....

1か月前の今頃は新型インフルエンザの話題で、毎日のようにテレビ、新聞で話題となっていま
した。名古屋で発見されないのに静岡で2名の感染者が見つかり、大騒ぎとなりましたが、すでに
退院しています。退院したことも地元静岡新聞ではニュースになっていたと記憶しています。
又、薬局、ドラッグストアからマスクが消え、島田のマスク製造会社が一気に注目を浴び、増産
のための工場増設も発表されました。その後ＷＨＯの危険度も上がりましたが、マスコミが騒が
なくなって以来国民も全く興味を示さなくなってしまいました。今日の静岡新聞朝刊に小さな
記事で県内では既に26人の感染者がいて、静岡市で5名、浜松市では13人にもなっていました。
また、清水区でも確認されたとのことですから驚きです。

しかし、誰も何もなかった、知らなかったように暮らしています。これって何なのでしょう？
新型インフルエンザは普通のインフルエンザと同じような危険度、症状であったにも関わらず、
マスコミが騒ぎすぎたのか、それとも、マスコミ、国民の関心が亡くなったのかののどちらかで
はないでしょうか？結局マスクを買いだめして、たくさん在庫となっている人もいるかもしれま
せん。アメリカ、ヨーロッパではマスクの効果は高くないということで推奨はしませんでしたが、
日本人のみがあわてて買いだめしたようです。結局、ことわざにある「のど元過ぎれば何とやら」
であり、影響されやすい国民性であることが明らかになったように思います。

静岡県下で26人感染者がいるということは全国ではきっと1,000名を超えていることでしょう。
にもかかわらず、コンサートの中止が決定された話はその後ありませんし、休校がまだ続いている
学校があるのでしょうか？怖い病気の新型インフルエンザ、その真相はいつわかるのでしょうか？
それにしてもマスコミの影響は大きすぎますね。