2009年06月04日
724) ミツバチ不足を実感
今日は一日富士山静岡空港の話題でいっぱいだったのではないかと思います。多くのブロガー
さんたちもこの話題を投稿したのではないでしょうか?それとも、我関せずだったのでしょうか?
世界的にはGMの話題がまだ続いています。昨日の静岡新聞夕刊には、あの「華氏911」や
「シッコ」でアメリカを風刺した映画監督マイケル・ムーア氏の「GM破綻うれしい」との酷評記事が
掲載されていました。「GMが環境問題や安全対策を軽視し、自社の車がドイツ車や日本車に劣って
いると認めず。消費者が求める車を作らなかった。」「新車を買わせるためにすぐ壊れる車を作り、
短期的な利益のために労働者の首を切った」とも言ったそうです。経営破綻はこの上なくうれしい」
と表明したそうです。過去の言動からするとわかる気もします。ただ、非難されるのは経営者であり
多くの労働者ではありません。そのへんの配慮は必要だったのかもしれませんね。でも、はっきりと
ものを言えることも良いかもしれません。
昨年の秋ごろから話題になっていたミツバチ不足ですが、今朝の静岡新聞の「時の人」欄に、ミツ
バチの大量死の原因を追った本を出版したローワン・ジェイコブセン氏のこと、そして日本経済
新聞朝刊には「ミツバチ不足が農家に打撃、コスト上昇、転嫁できず」の見出しで、農業に与える
影響、現状が書かれていました。当方もその一人でしたが、多くの農産物がミツバチによる受粉に
頼っているとは、ほとんどの人は知らなかったと思います。それも、わざわざ花粉交配用ミツバチ
を購入しているとは。ミツバチのコロニーをつくる女王蜂の8割がオーストラリアから購入していた
など、今回の問題がなければ知ることもなかったと思います。このミツバチ不足は病害発生による
女王蜂の輸入停止、ハチに寄生するダニの被害が重なったことだそうです。大体ミツバチ一箱には
8,000匹いて20,000円ほどで購入していたのが、今年は30,000円後半になっているとのことです。
そして、消費の低迷とコストアップで、経営の厳しさが増しているとのことでした。
我々の身近な例では、イチゴやみかんが挙げられます。今月から出荷される山梨や山形のサクランボ
もハチによる受粉だそうです。この4月に高校時代のクラスメイトから5月半ばのみかんの花が咲く頃
ミツバチの箱を移動させるのを手伝ってほしいとの連絡がありました。そのクラスメイトはみかん
生産農家であり、ミツバチによる受粉と蜂蜜を出荷しています。5月中旬になっても連絡がなかった
為、こちらからその後どうなったか聞いてみると「ミツバチの数が少なくて箱の移動が簡単にできた」
とのことでした。そして、本当にミツバチが不足していることを実感した次第です。
花粉交配用ミツバチの需要は秋から春にかけて使用されるため、これから夏にかけては需要が縮小
するそうです。そして、秋から来年の春にかけてどのような状況になるか気になるところです。街中では
ミツバチを見る機会が少なくなったと思いますが、もし見かけたら、このミツバチが作物の成長を助けて
いることを思いだしてほしいものです。ミツバチがんばれと言いたいですね。
さんたちもこの話題を投稿したのではないでしょうか?それとも、我関せずだったのでしょうか?
世界的にはGMの話題がまだ続いています。昨日の静岡新聞夕刊には、あの「華氏911」や
「シッコ」でアメリカを風刺した映画監督マイケル・ムーア氏の「GM破綻うれしい」との酷評記事が
掲載されていました。「GMが環境問題や安全対策を軽視し、自社の車がドイツ車や日本車に劣って
いると認めず。消費者が求める車を作らなかった。」「新車を買わせるためにすぐ壊れる車を作り、
短期的な利益のために労働者の首を切った」とも言ったそうです。経営破綻はこの上なくうれしい」
と表明したそうです。過去の言動からするとわかる気もします。ただ、非難されるのは経営者であり
多くの労働者ではありません。そのへんの配慮は必要だったのかもしれませんね。でも、はっきりと
ものを言えることも良いかもしれません。
昨年の秋ごろから話題になっていたミツバチ不足ですが、今朝の静岡新聞の「時の人」欄に、ミツ
バチの大量死の原因を追った本を出版したローワン・ジェイコブセン氏のこと、そして日本経済
新聞朝刊には「ミツバチ不足が農家に打撃、コスト上昇、転嫁できず」の見出しで、農業に与える
影響、現状が書かれていました。当方もその一人でしたが、多くの農産物がミツバチによる受粉に
頼っているとは、ほとんどの人は知らなかったと思います。それも、わざわざ花粉交配用ミツバチ
を購入しているとは。ミツバチのコロニーをつくる女王蜂の8割がオーストラリアから購入していた
など、今回の問題がなければ知ることもなかったと思います。このミツバチ不足は病害発生による
女王蜂の輸入停止、ハチに寄生するダニの被害が重なったことだそうです。大体ミツバチ一箱には
8,000匹いて20,000円ほどで購入していたのが、今年は30,000円後半になっているとのことです。
そして、消費の低迷とコストアップで、経営の厳しさが増しているとのことでした。
我々の身近な例では、イチゴやみかんが挙げられます。今月から出荷される山梨や山形のサクランボ
もハチによる受粉だそうです。この4月に高校時代のクラスメイトから5月半ばのみかんの花が咲く頃
ミツバチの箱を移動させるのを手伝ってほしいとの連絡がありました。そのクラスメイトはみかん
生産農家であり、ミツバチによる受粉と蜂蜜を出荷しています。5月中旬になっても連絡がなかった
為、こちらからその後どうなったか聞いてみると「ミツバチの数が少なくて箱の移動が簡単にできた」
とのことでした。そして、本当にミツバチが不足していることを実感した次第です。
花粉交配用ミツバチの需要は秋から春にかけて使用されるため、これから夏にかけては需要が縮小
するそうです。そして、秋から来年の春にかけてどのような状況になるか気になるところです。街中では
ミツバチを見る機会が少なくなったと思いますが、もし見かけたら、このミツバチが作物の成長を助けて
いることを思いだしてほしいものです。ミツバチがんばれと言いたいですね。
Posted by walt at 22:37│Comments(2)
この記事へのコメント
これからは公共工事(箱物行政)ではなく、農業や林業(農道や林道ではなく!)にもっとお金を回すべきでしょうね。
農薬の使用もさらに減らしてゆきたいところです。
農薬の使用もさらに減らしてゆきたいところです。
Posted by ランダム at 2009年06月07日 13:01
ランダムさん
食は我々の生活には絶対必要なものです。飢えに対する危機感が
いちばんあるはずですので、農業政策は必要不可欠ですよね。
補正予算14兆円の中で農業関連にはどのくらい回るのでしょうか?
食は我々の生活には絶対必要なものです。飢えに対する危機感が
いちばんあるはずですので、農業政策は必要不可欠ですよね。
補正予算14兆円の中で農業関連にはどのくらい回るのでしょうか?
Posted by walt at 2009年06月08日 00:35