2009年05月18日

707) インクリボンからも情報漏洩?

昨日5/15の金曜日に参加したセミナーのことを書きましたが多くの方が共感されたようです。
また、SNSを立ち上げた方もいらっしゃり、「Sosimo静岡支部」はいやにして出来上がった
ようです。秀吉の一夜城は有名ですが、10分城(あっという間SNS)はもっとすごいかもしれ
ませんね。冷めないうちにもっと多くの人が興味を持ち、行動に移してもらいたいものです。
そして、継続して頂きたいものです。今回のプレセミナーは「地域のシゴト学校」のPRも兼ね
ていたと思いますので、多くの方が申し込むのではないでしょうか?競争率も高いかもしれま
せんね。当方も申請する方向で考えています。

ところで、毎日読んでいる日経BPネットでみなさんにも知ってもらいたいことがありましたので
紹介させて頂きます。情報機器のプランナー/ライターである須藤慎一氏のコラム「 使用済み
インクリボンから個人情報漏洩」という記事です。ことの始まりはJR北海道の職員が「きっぷや
定期券を販売する端末で使用したインクリボンを、ネットオークションに出品した社員がいた」
いう事件です。熱転写式のプリンタでそれらを印字するようで、印字した痕跡から、顧客の氏名、
年齢、性別、クレジットカード番号などの個人情報が流出したということです。類似の熱転写式
のプリンターを使う企業は、使用済みインクリボンを厳格に管理する必要があり、家庭や小規模
オフィスでは、ラベルライターやファクスのインクリボンにも注意が必要だと警鐘しています。

熱転写式のプリンタというと20年ほど前の国内の情報機器で一世を風靡したワープロがありま
したが、そのほとんどこのタイプでした。インクリボンにヘッドのドットに熱が加えられその
部分のインクが溶け、上に印字するものです。使い終わったリボンを見るときれいに字が白く
すけており、しっかりと読むことができました。当時は今のように個人情報にはうるさくなく、
又、リボンに情報が隠されているため、処理には細心の注意を払ったこともありませんでした。
今思えば一般のごみと一緒に捨てていたのですから、ぞっとします。もちろん当時はインクジェ
ットプリンタがまだ出始めであり、パソコン用プリンタも熱転写式が人気でした。
その後、熱転写式は下火となり、ワープロもほとんど世の中から消えてしまったため、熱転写
式のプリンタの存在は忘れ去られていましたが、須藤氏のコラムではまだまだ身近な家庭用
ファックスに熱転写式が使用されていることを伝えていました。そして、業務用のプリンタで
も熱転写式が多く使用されている事実を知らされたわけです。言われてみると今年購入した当方
のファックスも熱転写式でした。どんなにファックスの文章の量が短くてもA4サイズのインク
リボンを消耗します。営業目的の広告が送らてきたときほど頭に来ることはありません。
必要もないファックスにA4分のインクを使用してしまうからです。印字した後のリボンには情報
そのものがすべて書かれていることはわかっていましたが、何も気にせず捨てていました。たぶん
多くの人も何も気にせず捨てていたのではないでしょうか?

そして、ほとんどすべての事務所で1台はあると思われるキングジムの「テプラ」。これもインク
リボンは熱転写でした。見出しや、名前、短い文章を書いていますが、もしかしたら機密内容も
あるかもしれません。事務所ではインクリボンは熱転写にかからず、トナーもインクジェット
インクも分別して専門業者に処理してもらっているとは思いますが、もし専門業者に引きとって
もらってないとしたら、その仕組みを至急考えなければなりません。今回のJR北海道のケースでは
使用済みリボン、業務用のリボンをどのような目的でネットオークションにかけたかはわかりま
せんが、我々の分からないところで需要があるということでしょう。
もう一度事務所のインクリボンの処理方法は万全か考えてみませんか?

使用済みインクリボンから個人情報漏洩:
http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20090511/151510/?ml






Posted by walt at 21:25│Comments(0)
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