2007年08月23日

78)ダークネスビジネス(暗闇ビジネス)

以前、ヨーロッパで暗闇レストランが人気があるというニュースを聞きましたが、東京に暗闇カフェが出来、連日大繁盛とのことです。暗闇と言っても何も見えない真っ暗ではなく、テーブルにはローソクのほのかな明かりのみが点灯しています。日常、暗闇の中で生活することがなくなったため、暗闇が新鮮なのかもしれません。お客さん達は暗闇が落ち着きをもたらせ、仕事のストレスが解消できると言っていました。家庭でも同じ雰囲気で夕食をとる夫婦がいるようです。テーブルの上のろうそくだけの明かりが食べ物をうつし、おいしく見えるようです。又、食事以外に夫婦を邪魔するものがない為、集中して食事を摂れ会話も弾むとの事でした。
又、夏の季節限定で、本当の真っ暗闇の中で時間過ごすテーマパークのような、リラックスゼーションのような施設もできたようです。ここでは素足になって歩くそうですが何も見えません。人間の五感のうち、聴覚、臭覚、触覚のみを刺激するようです。手で触れたもの、足の裏で感じたもの、それが何かわかりません。想像するしかないわけです。音であれば経験があるので何かわかるかもしれません。においも物体と一致して判断できるかもしれません。それを体感した人は今までにない経験であり、想像力を十分に使うということでとても良いとのことでした。この施設は予約制ですが、すでに予約で埋まっているようです。何でもないことですが、それがビジネスになる世界。とても不思議です。
何かアイディアが浮かんでも、同じことを考えている人は無数にいます。良い例が、特許、意匠です。特許庁のホームページで検索すると、自分の考えたものと類似するものが多く検索できます。しかし、このようなビジネスが生まれるのは何処かが我々と違う発想であり、又、我々が気づかないことかも知れません。ただ、この暗闇ビジネスがヒットすると言うことは、本来我々人間が生まれ持った環境の経験がないものとして生まれています。暗くなったら寝て、明るくなったら起きて仕事をするという生活を一度してみるのも良いことかもしれません。その時は時計もはずして、人間の身体時計に従うのも良いかも知れません。もしかしたらそのような体験旅行も出来るかも知れませんね。



Posted by walt at 21:39│Comments(0)
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