2009年04月07日

665) ジャストシステムがキーエンスの傘下に

昨日のJリーグで、エスパルスが神戸に勝ち、今期初勝利を挙げました。静岡新聞にも今朝の
朝刊には大きな見出しとなっていました。今週の日曜日はホームで川崎相手の試合です。
何とか2連勝となってもらいたいものです。それにしても、磐田はどうなってしまったのでしょうか?
先週土曜日の試合では、ホームにもかかわらず観客数は8,716名でした。10,000人をホームの
試合で切るなんて、過去なかったのではないでしょうか?成績とともに頭の痛い問題でしょう。

当方今年で52歳となりますが、学校を卒業して入った会社には、受注管理システムが既に導入
されており、端末のキーボードをたたいて出荷依頼をしました。コンピュータに初めて触れた時
でした。それ以外は使用しなかったと記憶しています。その後転職し、その頃から(24年前)
パソコンが普及し始めNECのPC8801シリーズが一世を風靡しました。そのころは、ワープロソフト
として東海クリエイトのユーカリを使用したと思います。ただ、表計算ソフトはまだなかったように
思います。そして16ビットのPC9801シリーズが発売され、ワープロではジャストシステムの
「一太郎」、表計算ではロータス1.2.3をみんなが使用していました。勿論、当方も会社で両ソフトを
使用しました。表計算ソフトを使用することで数字管理が簡単になりました。例えば、予算作成など
では、月ごと、商品ごと、顧客別に予算を立て、縦・横の合計を出しましたが、ほとんど間違えること
がありませんでした。しかし、パソコンを使用する前は、電卓で計算したわけですが、その縦・横の
合計が合わず何度も、何度も計算し直し、厭になってしまった経験がありました。

ワープロではあの赤いパッケージのジャストシステムの「一太郎」を知らない人はいなかったのです
が、その後、マイクロソフトのWindowsがOSの定番になるに従い、「Word」「Excel」が当たり前と
なり、いつの間にか「一太郎」は忘られてしまいました。経営状態は少しづつ悪くなってしまったよう
です。そして、先週金曜日の4/3、ジャストシステムは、FA用センサー大手のキーエンスと資本業務
提携すると発表しました。キーエンスはジャスト株の43.96%を持つ筆頭株主になり、事実上キー
エンスの傘下に入ったことになりました。ジャストは増資で獲得した資金をテコに経営の立て直しを
目指すようです。今年の2009年3月期も19億円の最終赤字を計上する見通しとのことです。

ジャストシステムは調達した45億円のうち20億円を運転資金に、15億円を営業・マーケッティング力
の強化に、10億円を債務の返済に充て、財務体質の改善を図り、巻き返しを目指すとのこと。 キー
エンスは自社のビジネスモデルやノウハウをジャストに提供して支援し、キーエンスの市場情報を
ベースに、ジャストのソフト技術を付加した新商品の開発・販売にも取り組むそうです。キーエンスと
いえば、直販体制を武器に利益率の高い財務体質で、賃金の高い企業として、毎年トップクラスに
君臨している会社でもあります。現在のような経済状況の中、消費が低迷し、又今後人口の減少に
よる消費の拡大が見通せないなか、企業の拡大はM&A頼りになっているようにも思えます。特に
食品会社では顕著に表れているように思います。

今年は今後どのような資本提携、合併があるでしょうか?そういえば、4/1に明治製菓と明治乳業が
一緒になりました。大きくなって、数の原理で生き残りを計る方法をとるのでしょう。



Posted by walt at 00:05│Comments(0)
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