2009年03月20日
647) イオンの反省
静岡市清水産業・情報プラザに入居してすでに3週間が経過しました。朝から夕方まで事務所に
閉じこもっていた日は数えるほどしかありません。また、清水商工会議所が指定管理者となって
いる事もあり、また、創業支援プログラムもあり、後援会、セミナーも頻繁に行われています。
今月は2回目の参加となった講演が開催されました。「インターネット活用 次の一歩は?」 と題
した講演会で、4名の講師が登場しました。(株)リクルート メディアテクノロジーラボ 川崎有亮氏、
ヤフー(株) 地域サービス事業部 前田博敏氏、DA-Studio 山健太郎氏、ここらっとプロジェクト
松永和男氏の4名です。Webデザイナー、エンジニアを対象としたセミナーでしたので使用する
言葉でわからないものがありましたが、新しい流れや、仕組みの話を聞くことができ有意義なセミ
ナーでした。今後、作成するであろうWebサイトに新たな技術を取り込み、ユーザーに指示される
サイトにしたい、できるだろうと思った次第です。
ところで、本日の朝刊に一面広告で「イオンの反省」が薄いピンク色で掲載されました。「イオン
は世の中の変化球に対応できず、お客様を見失っていたことを反省します。イオンの価格は他店
にくらべて、決して安くはありませんでした。イオンの売り場には、欲しいと思える商品が並んで
いませんでした。イオンはお客様へのサービス改善を、怠っていました。(中略)、もう一度お客様
が求める本当の低価格、売場、サービスを取り戻すことに全力を尽くしていきます。」と言う内容
でした。この広告は昨日、岡田社長が本社で記者会見した「5100品目を値下げする」と連動して
います。3月下旬以降ジャスコやマックスバリューなど2,000店舗で実施するそうです。
イトーヨーカ堂では昨日から2,600品目の値下げを実施、西友も3月に入ってから1,800品目の
価格を順次値下げしており、その対策として、競争優位になるためのより一層の値下げだとのこと
です。値下げの内容としては、プライベートブランドの「トップバリュ」の1,700品目、一般メーカーの
商品3,400品目を値下げし、食料品では平均20%下げるそうです。現在直面している不景気を考え
ると、我々消費者にとってはとても喜ばしいことですが、何か腑に落ちません。
まずは、「世の中の変化球に対応できず、お客様を見失っていた」とありますが、イオン程の大企業
から考えると信じがたいことです。昨年12月の決算でいわゆる勝ち組といわれる企業の戦略が
あからさまに発表されました。ユニクロといい、マクドナルドといい低価格路線を貫いた企業でした。
3か月も経ってからの発言とは思えません。「価格は他店にくらべて、決して安くはありませんでした」
も、不思議です。家電量販店をはじめ多くの量販店では、覆面調査員が他店の価格を調べています。
スーパーであれば、折り込みチラシからでも価格が把握できます。そのことは日常茶飯事に行われて
来たことであり、気づいていないはずがありません。もし、そうであれば、価格調査をしてもトップが何
も指示をしていなかったことになり、トップの怠慢さを明らかにしたことになります。ナショナルブランドの
商品であれば、他店との仕入れ価格がイオンの方が高いため、安く売れなかったということは考えられ
ません。すると適正利益を一律上乗せしてただ単に売っていたことになります。しかし、これも考え
にくいことです。しかし、これが事実とすると、今回の値下げもイオンの企業努力ではなく、納入業者
からの販売リベートを当て込んだり、一律納入価格値下げ依頼を通達しているのかも知れません。
もしかしたら、昔のダイエーのようなバイヤーになっていたとしたら一大事です。それだけは避けて欲
しいものです。
ちょっと気を廻し過ぎかもしれませんが、今回の発表、新聞広告の内容でそんなことを感じました。
いずれにしても、消費者は敏感です。吉と出るかはイオンさん次第でしょう。
閉じこもっていた日は数えるほどしかありません。また、清水商工会議所が指定管理者となって
いる事もあり、また、創業支援プログラムもあり、後援会、セミナーも頻繁に行われています。
今月は2回目の参加となった講演が開催されました。「インターネット活用 次の一歩は?」 と題
した講演会で、4名の講師が登場しました。(株)リクルート メディアテクノロジーラボ 川崎有亮氏、
ヤフー(株) 地域サービス事業部 前田博敏氏、DA-Studio 山健太郎氏、ここらっとプロジェクト
松永和男氏の4名です。Webデザイナー、エンジニアを対象としたセミナーでしたので使用する
言葉でわからないものがありましたが、新しい流れや、仕組みの話を聞くことができ有意義なセミ
ナーでした。今後、作成するであろうWebサイトに新たな技術を取り込み、ユーザーに指示される
サイトにしたい、できるだろうと思った次第です。
ところで、本日の朝刊に一面広告で「イオンの反省」が薄いピンク色で掲載されました。「イオン
は世の中の変化球に対応できず、お客様を見失っていたことを反省します。イオンの価格は他店
にくらべて、決して安くはありませんでした。イオンの売り場には、欲しいと思える商品が並んで
いませんでした。イオンはお客様へのサービス改善を、怠っていました。(中略)、もう一度お客様
が求める本当の低価格、売場、サービスを取り戻すことに全力を尽くしていきます。」と言う内容
でした。この広告は昨日、岡田社長が本社で記者会見した「5100品目を値下げする」と連動して
います。3月下旬以降ジャスコやマックスバリューなど2,000店舗で実施するそうです。
イトーヨーカ堂では昨日から2,600品目の値下げを実施、西友も3月に入ってから1,800品目の
価格を順次値下げしており、その対策として、競争優位になるためのより一層の値下げだとのこと
です。値下げの内容としては、プライベートブランドの「トップバリュ」の1,700品目、一般メーカーの
商品3,400品目を値下げし、食料品では平均20%下げるそうです。現在直面している不景気を考え
ると、我々消費者にとってはとても喜ばしいことですが、何か腑に落ちません。
まずは、「世の中の変化球に対応できず、お客様を見失っていた」とありますが、イオン程の大企業
から考えると信じがたいことです。昨年12月の決算でいわゆる勝ち組といわれる企業の戦略が
あからさまに発表されました。ユニクロといい、マクドナルドといい低価格路線を貫いた企業でした。
3か月も経ってからの発言とは思えません。「価格は他店にくらべて、決して安くはありませんでした」
も、不思議です。家電量販店をはじめ多くの量販店では、覆面調査員が他店の価格を調べています。
スーパーであれば、折り込みチラシからでも価格が把握できます。そのことは日常茶飯事に行われて
来たことであり、気づいていないはずがありません。もし、そうであれば、価格調査をしてもトップが何
も指示をしていなかったことになり、トップの怠慢さを明らかにしたことになります。ナショナルブランドの
商品であれば、他店との仕入れ価格がイオンの方が高いため、安く売れなかったということは考えられ
ません。すると適正利益を一律上乗せしてただ単に売っていたことになります。しかし、これも考え
にくいことです。しかし、これが事実とすると、今回の値下げもイオンの企業努力ではなく、納入業者
からの販売リベートを当て込んだり、一律納入価格値下げ依頼を通達しているのかも知れません。
もしかしたら、昔のダイエーのようなバイヤーになっていたとしたら一大事です。それだけは避けて欲
しいものです。
ちょっと気を廻し過ぎかもしれませんが、今回の発表、新聞広告の内容でそんなことを感じました。
いずれにしても、消費者は敏感です。吉と出るかはイオンさん次第でしょう。
Posted by walt at 00:48│Comments(0)