2009年02月11日

612) 働く意義

昨日の日本茶インストラクターの二次試験合格のことをお茶仲間に連絡したところ、多くの方
からメールを頂きとてもうれしく思います。これが最終ではなく、一つの通過点ですので今後
より一層勉強しなければなりません。特に我々はお茶関連の仕事に従事しているわけではない
ので、機会を見つけてはお茶に触れようと思っています。実は近所のお茶屋さんの主人が、昨年
12月末に突然亡くなってしまいました。ひとりで経営していたお店でした。店先には「しばらく
の間お店を休みます」との張り紙がしてあり、お店は今後どうなるだろうかと気をもんでいまし
た。49日が過ぎた後で、連絡先に電話をしてみようと思っていたのですが、今日お店に明かりが
点いていたため、覗きこみ今後のことを聞きました。弟さんと妹さんがいました。当方のことを
伝え、何かお手伝いできることがあれば協力させてほしい旨伝えました。

以前、法政大学大学院教授である坂本光司氏の著書「日本でいちばん大切にしたい会社」のこと、
清水区のIAI社さんの冠番組で同タイトルのものが静岡ローカル局で午後7:00より放送された事
を伝えましたが、本日の読売新聞1面と2面にわたって、その本で取り上げられた会社日本理化学
工業のことが掲載されていました。「はたらく」というタイトルでサブタイトルが「いきがい」と
なっていました。内容的なことは坂本先生の本と重複していましたが、データが掲載されていま
した。障害者雇用促進法に基づく民間企業の法定雇用率は1.8%、従業員56名に1人の割合。達成
企業は44.9%とのこと。政府は、障害者を初めて雇った中小企業向けに奨励金(100万円)を創設
し、助成金を拡大する対策をとっているとのことです。

読売新聞の記者は最後に次のように結んでいました。「戦後ニッポンを築いた効率や成長優先と
いう企業の倫理は、様々なものを切り捨ててきた。『今、働く喜びまで切り捨てられようとして
いる。それこそ会社の存在理由なのに....』と。製造業を中心に多くの企業が人員削減を発表
しています。会社は製造業だけでなく流通業もありますが、何故か製造業ばかりが取り上げられ
ています。また、役員さんの人員削減の話はどの製造業からも聞こえてきません。そこにも矛盾を
感じます。痛みは分かち合わなければならないはずなのに....。ここで、働くことの意義を再度
考える必要があるのではないでしょうか?キャノンの工場建設の件で鹿島建設とその仲介にあたっ
た人のことが話題となっていますが、15億円の不正な手数料であれば年収300万円の人が500人も
雇える金額になります。そんなことをしていながら、人員削減を発表するなどおかしなことです。

この読売新聞の「はたらく」という見出しの特集コラム。今後も連載されると思われます。さて
次はどのような話題でしょうか?働く意義をみんなで考えてみませんか?




Posted by walt at 23:13│Comments(0)
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