Walterのモノローグ　-50にして天命を知った後-

改めて情報の速さ、ブログの新鮮な情報・影響を知りました。以前このブログでタカラとミーの「ろくろ倶楽部」という陶芸入門キットのおもちゃが売れているということを書きましたが、第二段として家庭でおそばを打つことが出来る「いえそば」なるものが発表されました。ちなみに10月発売の予定のようですが....　早速タカラトミーのホームページで情報を検索したのですが、それらしきものがなく、「タカラトミー　いえそば」をgoogleで検索したところ何件かヒットしました。その情報が、ほとんどブログであり、又、発売されてもいないのにネット販売で予約受付中となっていました。しかも価格が税込み13,125円のところ9,600円（送料別）で載っていました。このいえそばは6/28におもちゃショーで、ブースのお姉さんがちょっと紹介したもののようです。それが、ブログ・ネット通販に早くも載っているわけです。と考えると、新製品情報はやはりネットマーケティングを重視したプロモーションを考えるべきであるとつくづく感じました。
この「いえそば」ですが高齢者層をターゲットにしたそば打ち機のことで、手打ちそばの工程で一番難しいといわれる「水回し」がポイントとの事。この「水回し」とは「そばがうまくつながるよう、粉に均等に水を回す工程」であり水回しを間違うと、ぼそぼそになったり、ベチャベチャしたり、大失敗してしまう用です。それをハンドルを回すだけでできてしまい、そば粉と水さえあれば、「水回し」の後、練った生地の「のし」、「麺切り」といった作業が出来きそば粉から麺まで作業時間は約20分で簡単にそばが楽しめる優れもののようです。又、シニア層には喜ばれるであろうとのこと。でもちょっと考えてみてください。おもちゃ感覚で安い価格でそばを打つことが出来ることは魅力かも知れませんが、一度作ったら飽きてしまわないでしょうか？メーカーさんのコンセプトが購入していただき、一度使用した後、二度と使用されず、故障もなくそのまま何処かに保管されることを狙っているなら話は別ですが、そば打ちを
楽しむ、挑戦する人は、その過程に苦労して、成功するまで励むのではないでしょうか？それが、購入して1回目から分量さえ間違わなければそばが打てるとしたら、継続してそば打ちをするでしょうか？「ろくろ倶楽部」といい、今回の「いえそば」といい、その企画のコンセプトはすばらしいものですが所詮おもちゃ、使用する、したい人の心を掴むことが出来るかどうか疑問です。修行して、納得のいくものが出来ることを夢見て、そば打ちを始める人が多くいるのではないかと思います。皆さんどう思いますか？