2009年01月30日

600)CAS冷凍技術

水曜日に他の部署の3名の同僚と久しぶりに飲みました。1人は海外赴任者で一時帰国中でした。
お互い会うのは久しぶりだったため、話も弾みました。しかし、ほとんどが会社の話となってしま
ったため、当方が入る余地はありません。話には時々加わりましたが、どちらかというと聞き役で
した。当方も現役であれば話に入ってもっと盛り上がったかも知れません。当方も以前は同じ事
をしていたということです。これからは、組織に属さないのですから、このような話はないかも知
れません。2月に前々部署の同僚との飲み会がありますが、その会では多分昔話に花が咲くと思
います。

以前テレビの報道番組で日本の海産物が上海の日本料理店に毎日たくさん空輸されていると伝え
ていました。イカなどは採りたてそのもののような新鮮さで刺身として出され、喜ばれていました。
冷凍技術の発達で日本の海産物が新鮮さをキープして空輸できるようになったからと言っていました。
技術も進歩したものだとその時は思ったのでしたが、今日その技術が何か解りました。フジテレビ
朝8:00からの「とくダネ」で紹介していました。CAS(Cell Alive System 細胞が生きているシス
テム)であり、従来の「冷凍」システムとは異なる理論体系から開発された全く新しい「凍結」技術だ
そうです。千葉にあるアビーという会社が開発したとのことです。番組では、普通の冷凍ではできない
豆腐の食べ比べ、昨年の新米と7年前のお米のCAS冷凍の食べ比べをしていましたが、豆腐は滑ら
かさ、柔らかさを保ち、お米は7年前の方がおいしいといった人が多くいました。それには驚きました。

すでにこのCAS冷凍庫は実用化されており、東京のスーパーでも導入され、また、山梨の和菓子屋
さんでは1月から3月までしか作ることのできないヨモギのお餅をCAS冷凍させ、年中食べられるように
しているそうです。又、海産物商もクルマエビや牡蠣、イカその他冷凍して出荷しているとのことでした。
まだまだ、われわれの食卓にまで上がることは時間がかかることでしょうが、近い将来にはこの技術
が一般的になり、ホームフリージングにも応用できることでしょう。ホームフリージングが可能になり
我々の食生活は大きく変化しました。冷凍食品と、電子レンジはもう欠かすことのできないものとなっ
ています。ただ、これだけの技術ではありますが、普及に時間がかかっているようですので、その点が
気になります。

CASをネットで検索するとすでに多くの情報があり、またマスコミも取り上げていました。流石テレビ
東京の「ガイヤの夜明け」は紹介が早かったようです。又、賛否両論あるようですが、実際に商売に
使用しているのですから肯定して良いと思います。東方現在お茶の手揉み保存会に属していますが
練習は4月、5月に摘んで蒸して、粗揉したものを冷凍して使用します。この技術であれば、生のお茶
の葉っぱをそのまま冷凍して解凍して揉めば、もっとおいしい手揉み茶ができるかも知れません。そん
なことをふと考えた次第です。
今後は医療関連にも応用していくとのことですので、益々ビジネス範囲が広がることでしょう。

株式会社アビー: http://www.abi-net.co.jp/



Posted by walt at 20:55│Comments(0)
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