2009年01月28日

598) 雪印と日本ミルクコミュニティ統合は元の鞘に

会社に出勤しなくなって1週間経過しました。基本的には今までと同じ生活を心がけようと
決心したのですが、朝起きる時間が30分遅くなってしまいました。折しも妻の働いている
会社も残業代削減の意味もあり、出勤時間を1時間ずらしたため、朝の余裕が出来、30分
遅くてもなんとかなってしまったからです。朝の散歩も薄暗かった6時前半からラジオ体操
の始まる6:30過ぎとなり、すでにもう明るい状態での散歩です。そして、散歩で会う犬達
も変わってしまいました。みな、規則正しい一日の始まりを迎えていることと思った次第で
す。早起きは三文の徳といわれていますので、明日からでも元の生活に戻さなければなりま
せん。最終出勤日に各部署に挨拶に行きましたが、決まりきったように「これから何するの?
少しゆっくりするでしょう」と言われましたが、「ゆっくりすると社会復帰できなくなる為
ゆっくりはしません」と答えました。ですから、ここで再度気合いを入れて明日から30分早く
起きなければなりません。

一般新聞ではあまり大きく取り上げられませんでしたが、昨日乳業大手の雪印乳業(札幌市
と「メグミルク」ブランドで牛乳を販売している日本ミルクコミュニティ(東京)が今春にも
持ち株会社を設立し、経営統合する方向で最終調整に入ったと伝えられました。 2008年
3月期の売上高は、雪印が2,869億円で業界3位、日本MCが2,194億円で4位であり、単純
合算した統合後の売上高は5,063億円で、2位の森永乳業の5,868億円に迫り、首位の
明治乳業の7,069億円を追うとも報じられました。「のど元過ぎれば....」という諺がありますが、
雪印が牛乳で不祥事を起こしたのが2000年でしたので8年も前の話です。その後、牛肉偽装
問題が2002年にあり、2003年1月に雪印が、牛乳事業を分離、全国農業協同組合連合会
(全農)や全国酪農業協同組合連合会(全酪連)などと共同出資して2003年に日本ミルク
コミュニティを発足したという経緯がありました。結局6年経ってもとの鞘に収まったということです。

乳業業界は、原材料高や消費者の牛乳離れで今後の利益拡大が難しい状況となっており、統合
で原料調達力を強化するとともに、研究開発の効率化を進めると言っていますが、乳業業界に限っ
た事ではなく、このところ統合、合併する企業の多くは同じことを理由にしています。それはいま
急に起こったことではなく以前から言われていたことです。企業としての正当な理由の裏には、
統合、合併で生ずるメリットがあります。それは人材の削減です。統合、合併により職場が代わり、
通勤できなくなれば自己都合ということで辞めざるを得ません。その場合はリストラや公の人員削減
として発表されるわけではなく、自然減となります。もちろん企業存続のための統合、合併ですので
それに越したことはありませんが、何かそのような裏があるように思えてなりません。

今年は明治製菓と明治乳業の統合もあります。もしかしたら森永製菓と森永乳業も統合されるかも
知れません。以前は企業が大きくなりすぎて分離されましたが、今度は再統合・再吸収・再合併
され巨大企業が続々とできてくる時代になったのかも知れません。統合・合併されても消費者が
選択できる商品の供給をしてもらいたいものです。どこに行っても同じ商品しか並んでいないのは
さびしいですから.....
 



Posted by walt at 20:50│Comments(0)
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