Walterのモノローグ　-50にして天命を知った後-

「2007年問題」と昨年よく言われましたが、いわゆる団塊の世代の方々が2007年から大勢退職すると言う話題でした。何かにつけ、団塊世代向けビジネスはビックビジネスチャンスだといわれていますがどのような状況でしょうか？マイナーな情報ですが、デジタルではなくアナログの音楽を聴きたいということで、特別盤のコードが完売しれたり、高級ギターが売れたり、ホームシアター、書斎へのリフォーム、都心のマンションの販売が活発など聞きますが、実のところどんなでしょうか？団塊という世代を一つの塊としてのマーケットと考えると失敗すると言われています。世の中多様化した市場の中の団塊という塊であり、又その中がより多様化しているわけですから、細分化されていると言うことにになります（勿論少しは大きなニッチかも入れませんが）。まだ、大量生産、大量消費を夢見ている人がいるようですが、時代はとっくに変わっていることを早く察しなければなりません。そんな訳で先日の東京12チャンネルのワールドビジネスサテライトで特集となっていましたが、多様化する団塊ビジネスで、葬儀のこと、自主出版のことが取り上げられていました。訳の解からないリースの仏壇の価格が数十万円から100万円以上もすること。誰もこのことに追及しない。病院で亡くなると、2時間もしないうちに葬儀屋が打ち合わせに来るようで、喪主・施主が悲しみの最中、生臭いお金の話になるようです。結婚式場が斎場へと衣替えしているようですが、市場が大きくなると推測されるからです。しかし、これらの従来型葬儀から新しい形態の葬儀へとニーズの変化が起こり、これから葬儀ビジネスも様変わりをするようで、新たなビジネスが生まれると思われます。
団塊世代向け自費出版のビジネスも盛んのようですが、警鐘を鳴らしていました。新聞広告に掲載している大手業者があるようですが、裁判沙汰になっているとのこと。あたかも全国の書店に自費出版したものが並ぶと宣伝しているのだが、事実は全く並ばず、初期投資として200万円程かかってしまうようです。自費出版も新たなビジネスでしょうが、そこに詐欺まがいの新しいビジネスが誕生するということになります。どの業種、業界、会社が今後注目されるか楽しみです。