2009年01月07日
577) ウェッジウッドの倒産
昨日の新聞に小さい記事でしたが英国王室御用達の陶器メーカーウェッジウッドが経営破たんした
と掲載されていました。あのウェッジウッドが.....と思いました。ウェッジウッドを愛用しているわけでは
ありませんが、いくつか食器戸棚に飾ってあったと記憶しています。以前、ロイヤルコペンハーゲン
のイヤーズプレートがブームになった頃、かわいらしいデザインのティーカップを妻が購入したのでは
ないかと思っております。
ウェッジウッド社は1759年に英国陶工の父といわれるジョサイア・ウェッジウッド氏によって創業され
た250年の歴史を持つ老舗です。又、英国王室御用達の「女王の陶器」として世界的に人気を集め
ました。1986年にはアイルランドのクリスタルガラスメーカーのウォーターフォードに買収合併されま
したが、合併効果がなく、中国製などの安価な陶器の普及に加え、金融危機を契機とする世界的な
景気後退の影響で、売り上げが低迷し債務の支払いが滞ったようです。負債総額は4億ユーロ
(約500億円)を超えるとみられ、近くウェッジウッドなどが管財人の管理下に入り、支援企業などを
募る見通しのようです。 石川県白山市の陶磁器メーカー、ニッコーはウェッジウッドのグループ会社に
対し相手先ブランドによる生産(OEM)で陶磁器を供給していたようで、ウェッジウッドの経営破たんに
伴い、同社グループへの売掛債権2億8,800万円に回収不能の恐れが生じたと発表されました。
まさか日本の企業がOEM供給しているとは思いもよりませんでしたが、いろいろなところに飛び火する
ものと改めて思いました。損保会社3社の合併も自動車の販売不振による自動車保険の収入減が要
因とのことでしたのでわからないものです。
先月末、日本でも老舗チョコレートメーカーのメリーがロッテの傘下となることが発表されましたが、
ウェッジウッド社も経営破たんする前に、身売りできなかったのでしょうか?経営破たんしてからですと
企業価値が下がってしまい老舗ブランドもその高級イメージがさがってしまうかもしれません。残念で
すが、仕方ありませんね。さて、500億円の負債を引き受けてくれるエンジェルは現れるのでしょうか?
昨夜、妻に「ウェッジウッドが倒産したようだ」と言ったところ、「そうみたいだね。ピーターパンの食器が
あったよね」と返ってきました。「ピーターパンではなくてピーターラビットでしょ.....」
そんな、たわいもない会話をしている当方でした。
今、2005年に発行されたマーケティングの大家フィリップコトラー氏の「マーケティング10の大罪」を
改めて読み始めました。今週末には読み終え、そのことを当ブログで書こうと思っていましたが、コト
ラー氏のいう10の大罪のうち、「ターゲット顧客を充分理解していない」、「競合に対する認識が不足し
ている」、「新たな機会が見出せない」の3つの大罪が当てはまったのではないかと推測されました。
学者の言うことは机上の空論と言う人がいるかもしれませんが、コンサルティング会社との協働による
長年の情報収集、データの精査により出した結論を述べていますので、あながち誤りではないと思って
います。このような時期だからこそ、マーケティングはプロモーション活動だけではなく、原点に帰って
見直すべきではないでしょうか?
と掲載されていました。あのウェッジウッドが.....と思いました。ウェッジウッドを愛用しているわけでは
ありませんが、いくつか食器戸棚に飾ってあったと記憶しています。以前、ロイヤルコペンハーゲン
のイヤーズプレートがブームになった頃、かわいらしいデザインのティーカップを妻が購入したのでは
ないかと思っております。
ウェッジウッド社は1759年に英国陶工の父といわれるジョサイア・ウェッジウッド氏によって創業され
た250年の歴史を持つ老舗です。又、英国王室御用達の「女王の陶器」として世界的に人気を集め
ました。1986年にはアイルランドのクリスタルガラスメーカーのウォーターフォードに買収合併されま
したが、合併効果がなく、中国製などの安価な陶器の普及に加え、金融危機を契機とする世界的な
景気後退の影響で、売り上げが低迷し債務の支払いが滞ったようです。負債総額は4億ユーロ
(約500億円)を超えるとみられ、近くウェッジウッドなどが管財人の管理下に入り、支援企業などを
募る見通しのようです。 石川県白山市の陶磁器メーカー、ニッコーはウェッジウッドのグループ会社に
対し相手先ブランドによる生産(OEM)で陶磁器を供給していたようで、ウェッジウッドの経営破たんに
伴い、同社グループへの売掛債権2億8,800万円に回収不能の恐れが生じたと発表されました。
まさか日本の企業がOEM供給しているとは思いもよりませんでしたが、いろいろなところに飛び火する
ものと改めて思いました。損保会社3社の合併も自動車の販売不振による自動車保険の収入減が要
因とのことでしたのでわからないものです。
先月末、日本でも老舗チョコレートメーカーのメリーがロッテの傘下となることが発表されましたが、
ウェッジウッド社も経営破たんする前に、身売りできなかったのでしょうか?経営破たんしてからですと
企業価値が下がってしまい老舗ブランドもその高級イメージがさがってしまうかもしれません。残念で
すが、仕方ありませんね。さて、500億円の負債を引き受けてくれるエンジェルは現れるのでしょうか?
昨夜、妻に「ウェッジウッドが倒産したようだ」と言ったところ、「そうみたいだね。ピーターパンの食器が
あったよね」と返ってきました。「ピーターパンではなくてピーターラビットでしょ.....」
そんな、たわいもない会話をしている当方でした。
今、2005年に発行されたマーケティングの大家フィリップコトラー氏の「マーケティング10の大罪」を
改めて読み始めました。今週末には読み終え、そのことを当ブログで書こうと思っていましたが、コト
ラー氏のいう10の大罪のうち、「ターゲット顧客を充分理解していない」、「競合に対する認識が不足し
ている」、「新たな機会が見出せない」の3つの大罪が当てはまったのではないかと推測されました。
学者の言うことは机上の空論と言う人がいるかもしれませんが、コンサルティング会社との協働による
長年の情報収集、データの精査により出した結論を述べていますので、あながち誤りではないと思って
います。このような時期だからこそ、マーケティングはプロモーション活動だけではなく、原点に帰って
見直すべきではないでしょうか?
Posted by walt at 20:54│Comments(0)