2008年12月08日
547)何でもビジネスになる世の中、どこか変?
人間関係で終止符を打ちたいとき、殆どの場合男女の関係ですよね。友人関係を無くすときは
敢えて「貴方とはもう友達でも何でもありません」と言うことはありませんが、未婚、既婚を問わ
ず男女関係の終わりには、何らかの言葉、文字でのメッセージを伝えます。貴方は今まで、
どのくらい伝えてきましたか?
本日の日経BPネットで、ドイツ在住のシュピッツナーゲル典子氏が、面白いビジネスを紹介し
ていました。それは、「お別れエージェンシー」という別れたい旨を相手に伝えてくれる代行
サービスです。お別れエージェンシーのサービスは、未婚者の交際関係のみが対象で依頼は
メールか電話で、4つのコースから選ぶそうです。
1、恋人関係に終止符をうち友人としてお付き合いをしていきたい旨を伝える
2、縁を切って今後かかわりたくない旨を伝える
以上の2つは別れたい相手にメッセージを電話で伝える(29.95ユーロ、約3,500円)
3、手紙でお別れを告げる(39.95ユーロ、約4,800円)
4、相手を訪問して口頭で伝える(64.95ユーロ、約7,800円+交通費)
さらに、相手側にある私物を持ち帰るサービスもある(スーツケース1個分で20ユーロから。
応相談)そうですから、多分需要があってのことでしょう。又、別れる前にもう一度相手にチャ
ンスを与えたい場合は、「イエローカード」の最ビスがあり、これは相手の嫌な点を記載し改善
を伝える警告サービスだそうです。依頼は70%が女性とのことで、多くの女性は、言い争いや
気まずい場面を避けたがる傾向にあるとのことです。
逆転の発想からこのビジネスが年間300件の「実績」に成長したそうです。「出会い」のビジネス
があれば「別れ」のビジネスも存在するだろうとの事。ドイツ民放テレビ番組で紹介されブレイク
し、その後アメリカ、アジア、オセアニアやヨーロッパと世界のメディアに取り上げられ注目を集
めたそうです。開業と同時にフランチャイズ化も図り、お別れ代行事業は、ライプチヒ、シュツット
ガルト、スイス、イタリアやオーストリアなど、58支店にまで拡大したそうです。フランチャイズ料は、
1つの街につき1,800ユーロ(約21万6,000円)。月額ロイヤルティーは、50ユーロ(約6,000円)
とのことです。
この「お別れ」ビジネスが多忙になるのは、クリスマス休暇と夏休みの後だそうです。つまり、長い
休暇の間は、相手と過ごす時間が多くなり、普段気にならなかった欠点が目に付き衝突が増え、
これが尾を引いて別れに至ることが多いそうです。これからクリスマスに向けて多くのカップルが、
いろいろな企画を考えていると思いますが、成功もあれば失敗もあり、別れのトリガーとなる可能
性も大いようですので気をつけなければなりませんね。今まで未婚者対象だったものから、既婚者
対象の離婚(お別れ)サービスも開始したとの事、果たしてこちらも代理業として成功するので
しょうか?
このようなビジネスまで出現し、繁盛するということは、単に相手を傷つけない、思いやりの気持
ちで利用すると言っていますが果たしてその通りなのでしょうか?勿論、別れたい本人からすれば、
顔を合わさず、話をせず、楽なことには違いありません。会って話をすると情に流されるかも知れ
ません。それを考えると、この代行ビジネスは理にかなっています。しかし、何でも代行業者が
やってくれるようになると、全てがお金で解決することになってしまいます。交通事故の加害者が
保険屋さんにまかせっきりで、被害者に対する謝罪も無く、「お金を受け取ったのだから文句を言
うな」と切れる加害者もいるそうです。かたや、人と人とのつながりや、コミュニケーションが大事
である社会を推進するという街づくりと逆行するようにも思います。便利になることは良いことです
が、本質的なこと、便利にしなくても良いことまで便利にする必要は無いのではないでしょうか?
又そんなことを考えてしまいました。
敢えて「貴方とはもう友達でも何でもありません」と言うことはありませんが、未婚、既婚を問わ
ず男女関係の終わりには、何らかの言葉、文字でのメッセージを伝えます。貴方は今まで、
どのくらい伝えてきましたか?
本日の日経BPネットで、ドイツ在住のシュピッツナーゲル典子氏が、面白いビジネスを紹介し
ていました。それは、「お別れエージェンシー」という別れたい旨を相手に伝えてくれる代行
サービスです。お別れエージェンシーのサービスは、未婚者の交際関係のみが対象で依頼は
メールか電話で、4つのコースから選ぶそうです。
1、恋人関係に終止符をうち友人としてお付き合いをしていきたい旨を伝える
2、縁を切って今後かかわりたくない旨を伝える
以上の2つは別れたい相手にメッセージを電話で伝える(29.95ユーロ、約3,500円)
3、手紙でお別れを告げる(39.95ユーロ、約4,800円)
4、相手を訪問して口頭で伝える(64.95ユーロ、約7,800円+交通費)
さらに、相手側にある私物を持ち帰るサービスもある(スーツケース1個分で20ユーロから。
応相談)そうですから、多分需要があってのことでしょう。又、別れる前にもう一度相手にチャ
ンスを与えたい場合は、「イエローカード」の最ビスがあり、これは相手の嫌な点を記載し改善
を伝える警告サービスだそうです。依頼は70%が女性とのことで、多くの女性は、言い争いや
気まずい場面を避けたがる傾向にあるとのことです。
逆転の発想からこのビジネスが年間300件の「実績」に成長したそうです。「出会い」のビジネス
があれば「別れ」のビジネスも存在するだろうとの事。ドイツ民放テレビ番組で紹介されブレイク
し、その後アメリカ、アジア、オセアニアやヨーロッパと世界のメディアに取り上げられ注目を集
めたそうです。開業と同時にフランチャイズ化も図り、お別れ代行事業は、ライプチヒ、シュツット
ガルト、スイス、イタリアやオーストリアなど、58支店にまで拡大したそうです。フランチャイズ料は、
1つの街につき1,800ユーロ(約21万6,000円)。月額ロイヤルティーは、50ユーロ(約6,000円)
とのことです。
この「お別れ」ビジネスが多忙になるのは、クリスマス休暇と夏休みの後だそうです。つまり、長い
休暇の間は、相手と過ごす時間が多くなり、普段気にならなかった欠点が目に付き衝突が増え、
これが尾を引いて別れに至ることが多いそうです。これからクリスマスに向けて多くのカップルが、
いろいろな企画を考えていると思いますが、成功もあれば失敗もあり、別れのトリガーとなる可能
性も大いようですので気をつけなければなりませんね。今まで未婚者対象だったものから、既婚者
対象の離婚(お別れ)サービスも開始したとの事、果たしてこちらも代理業として成功するので
しょうか?
このようなビジネスまで出現し、繁盛するということは、単に相手を傷つけない、思いやりの気持
ちで利用すると言っていますが果たしてその通りなのでしょうか?勿論、別れたい本人からすれば、
顔を合わさず、話をせず、楽なことには違いありません。会って話をすると情に流されるかも知れ
ません。それを考えると、この代行ビジネスは理にかなっています。しかし、何でも代行業者が
やってくれるようになると、全てがお金で解決することになってしまいます。交通事故の加害者が
保険屋さんにまかせっきりで、被害者に対する謝罪も無く、「お金を受け取ったのだから文句を言
うな」と切れる加害者もいるそうです。かたや、人と人とのつながりや、コミュニケーションが大事
である社会を推進するという街づくりと逆行するようにも思います。便利になることは良いことです
が、本質的なこと、便利にしなくても良いことまで便利にする必要は無いのではないでしょうか?
又そんなことを考えてしまいました。
Posted by walt at 21:12│Comments(0)