Walterのモノローグ　-50にして天命を知った後-

出張時のホテルの予約やレジャーのホテルの予約はインターネットでほとんどするようになりました。
多くの方々が旅の情報をネットで収集していることと思います。以前より「旅の窓口（現楽天トラベル）」
を利用しておりますが、現在は主に情報収集（特に利用者の宿泊体験コメントをチェックします）が主
となっています。高級旅館・高級ホテル専門サイトである「一休.com」は、情報収集のためアクセスし
ますがまだ利用したことがありません。その「一休.com」がトヨタ自動車の高級車「LEXUS」と業務提
携し、「一休.com」の宿泊商品を、トヨタ自動車の高級車「LEXUS」専用の情報通信サービス（テレマ
ティクスサービス）「G-Link」に提供、G-Linkのオペレータが「一休.com」と契約するホテルや旅館を
案内し、予約を代行するサービスを7月2日より開始するそうです。G-Linkでは、LEXUSのオーナー
が車内などから音声通信でオペレータに要望を伝え、カーナビゲーション・システムの目的地設定を
任せたり、交通状況や駐車場情報、近くの病院などの施設情報について詳しい案内を受けられるよう
です。今回はオペレータが一休.comの提供する専用の宿泊予約システムにアクセスし、リアルタイ
ムにホテル、旅館の空室検索や予約操作を行うとのこと。「一休.com」は1998年7月設立され、9年
目ですがすでに東証1部上場しており、資本金8億8800万円営業収益21億5300万円の会社で
す。知らなかったのですが今年5月にヤフートラベルと業務提携をして6月よりヤフートラベル経由で
も予約可能となったようです。先の「旅の窓口（現楽天トラベル）」を利用した頃は月の利用者数は30
万件ほどでした。展示会でたまたま当時の社長と話をする機会があったのですが、手数料6％で運
営しているとの事でした。その時の話では旅行代理店への手数料は15％だったと記憶しています。
単純に平均宿泊単価が5,000円として計算しても300円の手数料となり、30万件で9,000万円/月
の手数料収入となります。「儲かりますね」と問い合わせたところ、「サーバーの拡張、メンテナンスに
3億円程かかるためまだまだ儲かりません」との回答でした。それが、いつの間にか楽天に買収され、
現在では月190万件の宿泊契約をする日本最大の宿泊専門サイトとなりました。手数料収入がいく
らになるかばかばかしくて計算する気にもなりませんが....（そう言いながら9億円/月以上は確実にあ
ると計算していますが）。今回の「一休.com」と「LEXUS」の業務提携はお互いのコンセプトがマッチ
したものと考えます。「一休.com」のコンテンツが「LEXUS」の付帯サービスに大いにプラスとなるも
のでしょう。マッチングビジネスの良い例となるかも知れません。多様化の現在、これからもいろいろ
なマッチングで、新しいサービス・商品が出来ると思います。マッチングを考えてみませんか？

追伸：職場にトヨタのアルテッツアに8年乗っている同僚がいますが、メンテナンス、買い替えでLEXU
Sは考えていないとの事でした。「だって、短パンにジョンジョンでLEXUS店には行けないから」と言っ
ていました。