2008年11月19日

528) 起業に向けて -退職願い出しました-

  
                                                  私事、
一身上の都合により○○年○○月○○日をもって退職いたしたくお願い申し上げます。

2008年11月19日

○○○○株式会社 代表取締役○○ ○○殿


と書く予定であった退職願いでしたが、当社の場合はフォーマットがすでにあり、そこに記名、
押印をするだけの簡単なものでした。「石の上にも3年」と言うことわざがありますが、大学を
卒業して入社した会社を辛抱して5年で辞め、現在の会社に入社しました。当時退職願いを書く
ときは、今のようにパソコンがあるわけではなく、又、ネットで検索するわけでもなく、本屋
さんで「退職願」の書き方を盗み読みして、便箋を購入し自宅で書いたことを覚えています。
「私事」で始まる退職願、そのとき初めて最初の行の一番下に「私事」と書くことを知りました。
ボールペンで、うまく書けず、何度を便箋に書き直したことを覚えています。夜遅くまでかかっ
たと思いますが、現在の会社への就職が決まっていましたので、後は退職願いを書くだけでした
ので、躊躇なく書くことが出来たと思います。

そして今回の2回目の退職願、思ったより簡単で、どちらかと言うとあまりにもドライすぎました。
以前は書きながら、いろいろなことがあったことを思い浮かべましたが、今回は住所と氏名を
書き、印鑑を押すだけのものです。夜、自宅で書いたわけでもなく、決められたフォーマットを
プリンタで印刷し、会社の机の上でボールペンで書き、印鑑を押しただけです。1分もかからなか
ったと思います。よって、20数年間の想いが浮かぶ時間もありませんでした。以前とは時代も
変わり、事務処理も効率化されたわけですが、あまりにも簡略化されすぎたように感じられました。
今回の場合は、次の就職先が決まっているわけではない為、、もう少し悩み、何らかの葛藤があっ
ても良かったのではと思いましたが、感傷にふける事もなく「今までの20数年間やってきた事は
いったい何だったんだろう?」と後で、ふと思ってしまいました。

書いた書類を上長に渡せば終わりです。渡すとき、映画「ゴースト」のシーンで、霊媒師の女性が
数億円の小切手をシスターに寄付として手渡すシーンがありましたが、その小切手を渡す決心が
つかず、ずっと握っていたことを思い出しました。当方も手渡すとき握り締め、手を離すのを拒む事
をポーズとしてやることを考えましたが、あっさり渡しました。「ほんとに良いの?」と言われましたが、
決めたこと、そこで迷う余地はありませんでした。そんな訳で長い間(かれこれ2年以上)考え、挫折し、
そして悩んだことがあっと言う間に終わりました。

今後、辞令が出てその部署に移動となるのですが、今回の退職願で辞令がどうなるか分かりません。
退職日は少し先であり、有給休暇の消化を考えると移動しても、仕事を覚える前に辞めてしまうこと
になり、他の人に迷惑を掛けてしまいます。よって、会社がどのように考えるか見ものです。移動
して、只、椅子に座っているだけの日々を過ごすのか、それともしばらくの間休職扱いにしてしまう
のかです。いずれにしても月末の辞令を待つだけです。





Posted by walt at 21:00│Comments(2)
この記事へのコメント
ホントに出しちゃったんですね。
ここ数日、本当に辞めちゃうのかなあと、ドキドキしながら、
拝見させていただいておりました。
後に引けない状況を作ったのなら、進むだけですね!
これから、どっぷり「自由」と「責任」を楽しんでくださいませ。
陰ながら応援してます。
Posted by ひささ at 2008年11月19日 23:33
ひさささん

そうなんです。出しちゃったんです。
これから不況になると言うのに......
でも、いつかは来るときですので、ちょっと早くなっただけと
思ってます。
今後ともよろしくお願いします。
Posted by waltwalt at 2008年11月20日 20:00
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    コメント(2)