2008年11月07日

516)田母神(たもがみ)俊雄・前空幕長の論文

世の中平穏無事な日はないようで、毎日何らかの事件が発生します。ビジネスでもクレームは
発生し、その対策・解決に多大な労力を必要とします。政治の世界でもしかり、毎日のように
トラブルが発生しており、「いったい何やってんだ!」と思うようなことばかり続きますね。

先週のことだったでしょうか?自衛隊の田母神・前空幕長の論文が大きな政治問題として発展
しました。ここぞとばかり中国、韓国が反発してきました。田母神氏の論文は「日本は侵略国家
であったのか?」というものであり、彼の持論が政府見解とかけ離れていたというものです。
本日の日経BPネットに政治アナリストである花岡 信昭氏の「田母神・前空幕長の論文が最優
秀賞になった経緯」と題したコラムが掲載されていました。氏はこの懸賞論文の選考過程に加
わった当事者の1人とのことで、渡部昇一氏を委員長とする審査委員(4人)の一員に指名され
たようです。

この懸賞論文は全国にホテル・マンションを展開するアパグループ代表の元谷外志雄氏が中心と
なり公募されたようです。アパホテルというと、あの「帽子の女性社長」で知られる夫人の
芙美子氏のホテルであり、ちなみにAPAは「Always Pleasant Amenity」の頭文字を
取って名づけられたものだそうです。論文公募に関しては新聞や雑誌に告知広告は出したものの、
「真の近現代史観」という重いテーマだったため、どの程度集まるのか不安だったが、結果的に
235点の応募があったようです。そのうち、社内で20数点に絞り、筆者名を削除してCDに収録した
ものが、花岡氏にまず送られてきました。手書きのものもあって、読み込むのは大変な労力を
必要としたが、これを踏まえて、2回の審査委員会が開かれ、応募作品の得点が集計されていき、
最終段階で初めて筆者名が明らかにされ、一同驚いたようです。

以下のサイトから田母神氏の懸賞論文最優秀賞「日本は侵略国家であったのか」を読むことが
できます。結構長い論文ですが、最優秀賞を獲るだけあって良くか書かれていたと思います。
歴史の描写に関しては、正しい、違うの議論があると思いますが、もし、個人で調べたのであれば
(もしかしたら仕事の一環で過去調べたのかも知れませんが...)その資料の量も膨大ではなか
ったかと思います。この論文は個人の主張ではありますが、現職の自衛官、ましてや空幕長とも
ある方が投稿したことが問題でした。只、一般人として投稿したのであればこれほど話題には
ならなかったかも知れません。

興味のある方は、読んでみてください。そして、どのように感じるかは貴方次第です。

アパホテル懸賞論文:http://www.apa.co.jp/book_report/index.html

田母神氏の「日本は侵略国家であったのか」:
http://www.apa.co.jp/book_report/images/2008jyusyou_saiyuusyu.pdf



Posted by walt at 21:03│Comments(0)
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