2008年10月12日

490) 今日も一日が長かった

今日は、9:00に相良牧の原インターチェンジ付近のJAハイナン「茶ぐりん」で待ち合わせを
してていたため、朝7:00には家を出なければならず、日曜日というのに、普段と同じ6:00
前には起き支度をしました。妻からは、子供に遠足みたいと言われてしまいました。

お茶の葉を24時間ほど室内萎凋(しおらせ、香りを引き出す)させたのですが、生葉と比較する
と15%ほどしか重量が変わらず、萎凋が進んでおらず良い紅茶になるか心配でした。普通は35
~50%ほど重量が減るほどしおらせなければならないようです。葉っぱが萎れるとしんなりして
茎には線が入るようになります。今回刈ったお茶の葉は、いわゆるこわ葉も交じり、また、茶色
くなった茎も交じっていた事、室内温度が低くなっていることもあり、萎凋が進まなかったので
はないかと推測されました。
ここでちょっとお茶の作り方を説明しますが、

煎茶は 蒸す→粗揉→揉捻→中揉→精揉→乾燥 して荒茶となります。
紅茶は 萎凋→揉捻→発酵→乾燥 して出来上がります。ここでいう発酵とは葉の体内発酵です

葉っぱを揉んだ後は緑色ですが、時間の経過とともに赤くなります。それは発酵して色が変わる
為です。そして、紅茶特有な香りと水色になるわけです。煎茶は葉を蒸したり揉む工程が多いの
ですが、紅茶は行程は少なく、発酵時間が2時間ほど必要であり、その為思ったより時間がかかり
ます。又、乾燥時間もかかり、結局9:00から14:30まで費やしてしまいました。

お茶の葉を35kgほど持ち込みました。お茶を乾燥させ仕上げると、およそ1/5ほどの重量になり
ます。結局、計算通り7.5kgほどの紅茶ができました。今回使用したお茶の葉の品種は煎茶用の
「やぶきた」であり元来中国種です。普通紅茶はアッサム種が使われるので、インドの紅茶と比較
すると、まろやかな紅茶となります。まだ飲んでいませんが、うまく出来上がっていることを期待
します。お茶の会の定例会が来週ありますので。その時みんなで飲みたいと思います。

本来は、当方のクラブのお茶園の葉を刈って、そのついでに秋の整枝(来年の新茶の芽が良く出る
ようにするため)をする予定でしたが、当方の茶畑の葉が収穫するほどの量がなく、その他で葉を
確保しなければなりませんでした。その整枝作業が出来ていなかったため、紅茶づくりの後、茶園
により15:30から作業を開始しました。畝に肥料を撒き、耕し、機械で整枝しました。来年、春に
再度施肥をして、新茶の芽が出るのを待つばかりです。
陽が沈む前に作業を終えることが出来ひと安心でした。それにしても、自らからやってみないと
その大変さが分かりません。あるコーチングの先生が「学ぶことは大事です。しかし、学んだこと
は実践してこそ貴方に変化をもたらします」言っていましたが、まさに、それをやっているという
感がします。と言ってもまだまだですが.....

      揉み終わった後(緑色)        2時間後(やや赤い)
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Posted by walt at 23:12│Comments(0)
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