2008年09月19日
467) 京都宇治の視察旅行 Part4 お茶を挽く
静岡では抹茶の生産量は少なく、殆どが煎茶の生産です。抹茶の文化がなかったためか、それとも
京都とは違った方針でお茶のビジネスをしてきたか解かりませんが、このところの抹茶の需要に
大きな変化が起きているように思えます。昨年より、スターバックスで「抹茶ラテ」が発売され、抹茶
の需要が増大し(もしかしたら「スタバ特需」があったかもしれません)、又、抹茶スイーツの影響も
あり、全体的な需要が伸びているように思えます。
宇治はJR京都駅から奈良線で快速で約17分、普通電車で25分ぐらいで着きます。お目当ての福寿
園の店舗は宇治川の右岸にあり、位置的には平等院の裏方向の対岸になります。福寿園は店舗
ではお茶の販売だけですが、2階には喫茶があり、お茶とスイーツが楽しめます。又、工房があり、
そこでは抹茶作り体験、ホットプレートを利用した煎茶作り、お茶の淹れ方教室も行われています。
我々静岡人は殆ど抹茶に触れる機会がないため、ここでは抹茶作り体験をしたかったわけです。
予約をしてはなかったのですが、次の予約までに多少時間があり、石臼でテン茶をひいて抹茶を作る
体験ができました。1人1,050円の参加費で、5gのテン茶を石臼で引きました。石臼は1人1人ができ
るような小型なもので、御影石でできていました。石臼代は20万円ほどかかったとのことでした。時計
と逆周りに回転させ、しばらくすると鮮やかな緑色の抹茶が出てきました。指導してくれた先生(手もみ
茶の師範)曰く、石臼で引くと熱を持たないため上質な抹茶ができるとの事。現在は、機械で引いて
商品としているが石臼が一番とのことでした。「油を売る」と我々は表現しますが、京都では何もしない
で暇をもてあますことを「お茶をひく」と言うそうです。昔、京の芸者さんがお客がいなくて暇なときにお
茶を臼でひいて抹茶を作ったことがいわれだといっていました。そういえば、お茶が出て来る言葉が
いくつかあることを思い出しました。「お茶を濁す」「お茶のこさいさい」などありますよね。
約20分ほどで引き終わり、羊羹といっしょに抹茶を2杯飲みました。抹茶はあわ立てることで、まろや
かになるそうで、みんな一生懸命泡立てていました。
この店舗は2年前にできたそうですが、当社は年配のお客さんが多いだろうと予測していたようですが
若い女性が多く、見通しが狂ったようです。そのほかのお茶の老舗と同じように、若い女性に人気が
あることが裏付けられます。お目宛てはスイーツと思いますが....。静岡では見られない光景です。
妻が、てんぷらを食べるときに付ける「お茶塩」を作りたいとのことで、30gの抹茶を1缶購入しました。
てんぷらによく合うと思います。もしかしたらごま塩のようにご飯にかけても良いかもしれません。
実は宇治駅前のお茶の老舗中村藤吉本店で16:00にならに住んでいる以前当クラブの会員と待ち合
わせをしていました。そこには、喫茶室があるので、そこでお茶しようと思ったのですが、長蛇の列で
入れません。勿論このお店もお茶の老舗ではありますが、今ではスイーツが有名のようで若い女性で
一杯でした。当方から言わせれば、別に特徴があるわけでもないメニューですが、彼女達からすると違
うようです。このほかにも、JTのお茶で有名になった辻利も10/1に新店舗が開店するようでした。
コカコーラの「綾鷹」の上林春松本店も宇治ですが、分家があるようで「かんばやし」と言う屋号のお店
もあり、繁盛していました。京都の老舗お茶屋さんは、これで商売の方向性が決まったようです。
結局、駅近くの喫茶店に入りお茶を飲んで(当方はお茶を飲みすぎたためバニラアイスにしましたが)
再びJR奈良線に乗り京都に戻り、18:05の新幹線こだまグリーン車で静岡に帰ってきました。
歩数計が24,000歩を表示していましたので、その日の歩いた距離から1日の行動が推測されます。
1泊2日ではありましたが、内容の濃い、充実した視察旅行だったと思います。
京都に行く機会がありましたら、何かの目的を持っていくことをお勧めします。それが、食べ歩きのみ
でも良いと思います。メジャーなところばかりではなく、マイナーなところを訪問する旅も良いと思いま
す。又、何時か行くことでしょう。その時は誰と行くのでしょうか?....

京都とは違った方針でお茶のビジネスをしてきたか解かりませんが、このところの抹茶の需要に
大きな変化が起きているように思えます。昨年より、スターバックスで「抹茶ラテ」が発売され、抹茶
の需要が増大し(もしかしたら「スタバ特需」があったかもしれません)、又、抹茶スイーツの影響も
あり、全体的な需要が伸びているように思えます。
宇治はJR京都駅から奈良線で快速で約17分、普通電車で25分ぐらいで着きます。お目当ての福寿
園の店舗は宇治川の右岸にあり、位置的には平等院の裏方向の対岸になります。福寿園は店舗
ではお茶の販売だけですが、2階には喫茶があり、お茶とスイーツが楽しめます。又、工房があり、
そこでは抹茶作り体験、ホットプレートを利用した煎茶作り、お茶の淹れ方教室も行われています。
我々静岡人は殆ど抹茶に触れる機会がないため、ここでは抹茶作り体験をしたかったわけです。
予約をしてはなかったのですが、次の予約までに多少時間があり、石臼でテン茶をひいて抹茶を作る
体験ができました。1人1,050円の参加費で、5gのテン茶を石臼で引きました。石臼は1人1人ができ
るような小型なもので、御影石でできていました。石臼代は20万円ほどかかったとのことでした。時計
と逆周りに回転させ、しばらくすると鮮やかな緑色の抹茶が出てきました。指導してくれた先生(手もみ
茶の師範)曰く、石臼で引くと熱を持たないため上質な抹茶ができるとの事。現在は、機械で引いて
商品としているが石臼が一番とのことでした。「油を売る」と我々は表現しますが、京都では何もしない
で暇をもてあますことを「お茶をひく」と言うそうです。昔、京の芸者さんがお客がいなくて暇なときにお
茶を臼でひいて抹茶を作ったことがいわれだといっていました。そういえば、お茶が出て来る言葉が
いくつかあることを思い出しました。「お茶を濁す」「お茶のこさいさい」などありますよね。
約20分ほどで引き終わり、羊羹といっしょに抹茶を2杯飲みました。抹茶はあわ立てることで、まろや
かになるそうで、みんな一生懸命泡立てていました。
この店舗は2年前にできたそうですが、当社は年配のお客さんが多いだろうと予測していたようですが
若い女性が多く、見通しが狂ったようです。そのほかのお茶の老舗と同じように、若い女性に人気が
あることが裏付けられます。お目宛てはスイーツと思いますが....。静岡では見られない光景です。
妻が、てんぷらを食べるときに付ける「お茶塩」を作りたいとのことで、30gの抹茶を1缶購入しました。
てんぷらによく合うと思います。もしかしたらごま塩のようにご飯にかけても良いかもしれません。
実は宇治駅前のお茶の老舗中村藤吉本店で16:00にならに住んでいる以前当クラブの会員と待ち合
わせをしていました。そこには、喫茶室があるので、そこでお茶しようと思ったのですが、長蛇の列で
入れません。勿論このお店もお茶の老舗ではありますが、今ではスイーツが有名のようで若い女性で
一杯でした。当方から言わせれば、別に特徴があるわけでもないメニューですが、彼女達からすると違
うようです。このほかにも、JTのお茶で有名になった辻利も10/1に新店舗が開店するようでした。
コカコーラの「綾鷹」の上林春松本店も宇治ですが、分家があるようで「かんばやし」と言う屋号のお店
もあり、繁盛していました。京都の老舗お茶屋さんは、これで商売の方向性が決まったようです。
結局、駅近くの喫茶店に入りお茶を飲んで(当方はお茶を飲みすぎたためバニラアイスにしましたが)
再びJR奈良線に乗り京都に戻り、18:05の新幹線こだまグリーン車で静岡に帰ってきました。
歩数計が24,000歩を表示していましたので、その日の歩いた距離から1日の行動が推測されます。
1泊2日ではありましたが、内容の濃い、充実した視察旅行だったと思います。
京都に行く機会がありましたら、何かの目的を持っていくことをお勧めします。それが、食べ歩きのみ
でも良いと思います。メジャーなところばかりではなく、マイナーなところを訪問する旅も良いと思いま
す。又、何時か行くことでしょう。その時は誰と行くのでしょうか?....

Posted by walt at 20:28│Comments(0)