2008年09月11日
459) 明治製菓&明治乳業統合?
明治製菓のお菓子というと何を思い浮かびますか?明治乳業であれば何ですか?当方なら明治製菓
がアーモンドチョコレートとカール、明治乳業であればブルガリアヨーグルトしか思い浮かびません。
両方ともロングヒット商品ですので、その他の商品がわからないことは相当なおじさんと言うことになる
のでしょうか?
昨日の夜、テレビ東京のワールドビジネスサテライトで「明治製菓が.....企業統合し1兆円企業になる」
と聞き「へー、森永製菓と合併するんだ」と早合点をしてしまいました。しかし、本日の新聞で明治乳業
との統合を確認しました。早速、明治製菓のホームページを見ると、「本日の一部報道について、
2008年9月10日 本夕、一部報道機関より、明治乳業株式会社との経営統合に関する報道がありま
したが、当社が発表したものではございません。当社として、開示すべき事実はございません。」と
ニュースリリース欄に載っていました。この手の記事は、火のないところに煙はたちませんので、ほぼ
間違いない情報であり、どの記者がスクープしたか分かりませんが、明治製菓としては、まだ発表する
段階ではなかったのか、それとも、株価を上げるために仕組んだのか分かりませんがオフィシャルに
は発表していません。過去も、大手の統合、合併話がスクープされ、不成立に終わったケースもありま
したので、慎重になっているのでしょう。本日の株価は、両社とも取引開始時点で値上がり、その後
引けています。終値では+15円でした。その意味では今回のニュースはそれほど株価には影響しなか
ったようです。
ちょっと調べたところでは、明治製菓は1895(明治28)年創業で、日本精製糖(現大日本明治製糖)
の製菓部門として、明治乳業も1917(大正6)年に乳業部門として設立され、分社などを経て
現在に至っています。現在は取引関係は薄れており、明治製菓が明治乳業の4.09%、明治乳業が
明治製菓の2.8%の株式を保有しているにすぎないようです。明治製菓はお菓子が71%、薬品が
28%、その他が1%の売り上げ構成で、薬品部門が伸びているようです。又、従業員は3,840名
だそうです。明治乳業は売上高4,783億円(平成19年度)、従業員数は4,481名(平成20年度)であ
り、売り上げ、従業員数とも明治製菓より大きいことが分かりました。尚、国内の食品関連企業では、
日本たばこ産業(JT)を加えても売上高で1兆円を超える「兆円企業」は、キリンホールディングスや
味の素、日本ハムなど6社しかないようです。食品業界は原材料価格の高騰や市場の縮小が続いて
おり単独での生き残りは厳しいとみられており、規模拡大によって原材料の購買力や流通との交渉
力を付け、規模の拡大で勝ち組を目指す動きが活発化しているそうです。その動きは明治製菓では
すでにあり、1月にポッカコーポレーションと資本業務提携したそうです。又、昨年10月にはマルハ
ニチロホールディングスが発足し、菓子業界でもロッテが洋生菓子大手の銀座コージーコーナーを
買収するなど、再編の動きが加速しています。
ところで、明治製菓、明治乳業と競合している企業では森永製菓と、森永乳業があります。森永製菓は
1899(明治32)年に創業しており、売上高1,495億円、従業員数1,841名。森永乳業が1917
(大正6)年創業、売上高4,500億円、従業員数3,068名で乳業は、拮抗していますが、お菓子では
明治には及ばないようです。今後の国内市場の伸びは、人口の減少、少子化によって期待できません
ので、規模を拡大することによる企業の存続を考えなければなりません。よって、もしかしたら森永も
明治に対抗して統合するかも知れませんね。第二次大戦後、GHQによって、財閥の解体がされたよう
ですがこのところ、統合、合併が進んでいます。自動車会社も販売会社と統合され、銀行も合併され、
製造業も合併されています。益々大手企業と中小企業の格差が広がっていくような気がします。日本
の企業の90%以上が中小企業ですが大企業が益々大きくなるのであれば、中小企業はどのように
して生き残り策を考えなければならないのでしょうか?中小企業の応援団にならなければなりませんね。
がアーモンドチョコレートとカール、明治乳業であればブルガリアヨーグルトしか思い浮かびません。
両方ともロングヒット商品ですので、その他の商品がわからないことは相当なおじさんと言うことになる
のでしょうか?
昨日の夜、テレビ東京のワールドビジネスサテライトで「明治製菓が.....企業統合し1兆円企業になる」
と聞き「へー、森永製菓と合併するんだ」と早合点をしてしまいました。しかし、本日の新聞で明治乳業
との統合を確認しました。早速、明治製菓のホームページを見ると、「本日の一部報道について、
2008年9月10日 本夕、一部報道機関より、明治乳業株式会社との経営統合に関する報道がありま
したが、当社が発表したものではございません。当社として、開示すべき事実はございません。」と
ニュースリリース欄に載っていました。この手の記事は、火のないところに煙はたちませんので、ほぼ
間違いない情報であり、どの記者がスクープしたか分かりませんが、明治製菓としては、まだ発表する
段階ではなかったのか、それとも、株価を上げるために仕組んだのか分かりませんがオフィシャルに
は発表していません。過去も、大手の統合、合併話がスクープされ、不成立に終わったケースもありま
したので、慎重になっているのでしょう。本日の株価は、両社とも取引開始時点で値上がり、その後
引けています。終値では+15円でした。その意味では今回のニュースはそれほど株価には影響しなか
ったようです。
ちょっと調べたところでは、明治製菓は1895(明治28)年創業で、日本精製糖(現大日本明治製糖)
の製菓部門として、明治乳業も1917(大正6)年に乳業部門として設立され、分社などを経て
現在に至っています。現在は取引関係は薄れており、明治製菓が明治乳業の4.09%、明治乳業が
明治製菓の2.8%の株式を保有しているにすぎないようです。明治製菓はお菓子が71%、薬品が
28%、その他が1%の売り上げ構成で、薬品部門が伸びているようです。又、従業員は3,840名
だそうです。明治乳業は売上高4,783億円(平成19年度)、従業員数は4,481名(平成20年度)であ
り、売り上げ、従業員数とも明治製菓より大きいことが分かりました。尚、国内の食品関連企業では、
日本たばこ産業(JT)を加えても売上高で1兆円を超える「兆円企業」は、キリンホールディングスや
味の素、日本ハムなど6社しかないようです。食品業界は原材料価格の高騰や市場の縮小が続いて
おり単独での生き残りは厳しいとみられており、規模拡大によって原材料の購買力や流通との交渉
力を付け、規模の拡大で勝ち組を目指す動きが活発化しているそうです。その動きは明治製菓では
すでにあり、1月にポッカコーポレーションと資本業務提携したそうです。又、昨年10月にはマルハ
ニチロホールディングスが発足し、菓子業界でもロッテが洋生菓子大手の銀座コージーコーナーを
買収するなど、再編の動きが加速しています。
ところで、明治製菓、明治乳業と競合している企業では森永製菓と、森永乳業があります。森永製菓は
1899(明治32)年に創業しており、売上高1,495億円、従業員数1,841名。森永乳業が1917
(大正6)年創業、売上高4,500億円、従業員数3,068名で乳業は、拮抗していますが、お菓子では
明治には及ばないようです。今後の国内市場の伸びは、人口の減少、少子化によって期待できません
ので、規模を拡大することによる企業の存続を考えなければなりません。よって、もしかしたら森永も
明治に対抗して統合するかも知れませんね。第二次大戦後、GHQによって、財閥の解体がされたよう
ですがこのところ、統合、合併が進んでいます。自動車会社も販売会社と統合され、銀行も合併され、
製造業も合併されています。益々大手企業と中小企業の格差が広がっていくような気がします。日本
の企業の90%以上が中小企業ですが大企業が益々大きくなるのであれば、中小企業はどのように
して生き残り策を考えなければならないのでしょうか?中小企業の応援団にならなければなりませんね。
Posted by walt at 22:45│Comments(0)