2008年09月04日

452) どっちがおまけ?

「ゲリラ豪雨」って聞いたことありますか?このところ東海道新幹線が雨のために運行を休止して
しまうことが増えておりますが、1時間当たりの降水量がある一定の基準を超えてしまうと、運行を
見合わせるシステムになっているそうです。このゲリラ豪雨は一般的には集中豪雨として呼ばれて
きましたが、今年はあまりにも発生件数が多く、各地で水害の被害があり、「ゲリラ豪雨」として
呼ばれたようです。先週愛知の岡崎で150ml以上降った日は、東京も天気が悪くゲリラ豪雨をもた
らせましたが、その日は静岡だけ雨が降らないという奇妙な現象の日でした。温暖化の影響は少な
からずあり、日本が亜熱帯化していることがこれではっきりしたのではないでしょうか?

ところで、「おまけ」と聞くと何を想像しますか?多くの人は食料品(特にお菓子)に付いた「おまけ」を
思い浮かべるのではないでしょうか?それと、物を購入するときサービスをして欲しいという意味で
「おまけして」と言い、余分に商品をもらったり、別のものをつけてもらったり、値引きしてもらったことで
しょう。食料品におまけが付いたものは「食玩」と呼び、その歴史は1927年(昭和2年)の江崎グリコの
グリコにカードが付いたことから近代商業食品玩具が始まったそうです。その後、1964年3月には
明治製菓のマーブルチョコレートに、鉄腕アトムのシールが付いたそうです。キャラクターをおまけに
した初めての食玩で、それ以降TVキャラクターの食玩化が進んだようです。この頃から当方の記憶が
あります。そして、鉄腕アトムのシールを集めた記憶もよみがえります。勿論、チョコレートは大事に
食べました。そして、森永製菓のチョコボールで、金のくちばし、銀のくちばしで「おもちゃのカンヅメ」が
もらえる販促が始まりました。1971年にはカルビー製菓の仮面ライダースナックが発売され、仮面
ライダーの名場面カードが付属されました。しかし、子供達の間で大流行となり社会問題となったの
が、おまけ目当てに食品本体が捨てられるという現象になったわけです。その後も食玩は続いている
でしょうが、近年ではペプシコーラのキャラクターキャップぐらいしか思い出せません。

その食玩・おまけですが、昨日あのお茶漬けの永谷園がタカラとミーのトミカのミニカーを添付した
「トミカふりかけ」を発売することを発表しました。 「トミカふりかけ」は税抜250円で、2008年9月
29日(月)から全国量販店にて新発売されます。景品となるミニカーはトミカを1/2サイズにした「ミニ
トミカ」であり、「はたらく車」シリーズから10車種をそろえたとのことです。子供にうれしい(何故うれ
しいか分かりませんが)カルシウム入りのおかかふりかけで、お弁当に使いやすい5袋入った分包
タイプです。永谷園は、「これまでにない「おまけが主役」の本商品で、ふりかけ市場の活性化を図る」
と言っています。通常20袋入って260円ですので、5袋のふりかけですからメインは「トミカ」となること
は間違いありません。その意味では永谷園の言うとおりです。タカラトミーからすれば、このコラボレ
ーションによりスーパーにもトミカが並ぶのですから新規販売ルートができたことになります。今後は
食玩も変わっていくことでしょう。

永谷園には「おとなのふりかけ」があり、当方結構気に入っています。何を隠そう会社にお弁当を持って
いっており、子袋のふりかけは欠かせません。又、おかかごぼうと鶏たまそぼろが新メニューとして
加わりました。かといって、トミカふりかけは持っていかないと思いますし、その前に多分購入しないと
思います。でも、消費者がわくわくするような商品(購買意欲をそそるもの)って良いですよね。もっと
いろいろなメーカーがコラボして新商品を開発してもらいたいものです。



Posted by walt at 21:18│Comments(0)
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