2008年08月05日

422) 鳥の目、虫の目、魚の目

毎度おなじみの日経ビジネスオンラインで「モチベーションを創る技術」と題したコラムを連載して
いるリンク アンド モチベーション社の社長小笹芳央氏の記事が気になりましたので、参照させて
頂きます。小笹氏は1986年リクルート入社、人事部人材開発課長、組織人事コンサルティング室長、
ワークス研究所主幹研究員を経て2000年にリンク アンド モチベーションを設立し、社長に就任。
「モチベーションエンジニアリング」という独自の技術でコンサルティングをしているそうです。

本日目を通した日刊経済紙であるフジサンケイビジネスアイのコラムにも元リクルート社の社員で
コンサルタント業になった社長が紹介されていました。いろいろと過去のセミナーやコラムを思い浮か
べると講師や社長が元リクルートの社員で人材開発系のコンサルティングをやっている方が多く見受
けられます。リクルートという会社は起業を推し進めているのか?それとも、そういう企業風土なのか、
はたまた、ある程度の年齢になったらそうせざるを得ないか分かりませんが、日本一起業者数の多い
会社ではないかと思ってしまいます。静岡県ではヤマハから起業する人は多いが、スズキからは少な
いと聞いたことがありますが、そこにも何かあるのでしょうか?

小笹氏は「顧客が今、自分に何を欲しているのか、何を期待しているのか、ニーズをしっかり把握する。
つまり、自分自身のマーケティング活動を行う」と言っています。正確なマーケティングを行うには、
「魚の目」を持つことが大切だとも。魚は流れの中を泳ぐため、潮流が今後どのように変わるかを読ま
なくてはならない。つまり、魚は流れに伴う変化を読む目を持っているのです。時間の流れを読むという
事のようです。さらに、ビジネスパーソンは「鳥の目」と「虫の目」を持つべきだとよく言われます。
「鳥の目」は全体をマクロで見る目。「虫の目」は目の前のものをミクロで捉える目。そして「魚の目」
で時間の流れを読む目で物事に対処しなければならないということです。
魚の目を持ってマーケティングを行えば、「顧客のニーズが今、どうなっているのか」という現在の状況
に加えて、「今後、顧客のニーズがどのように変化するか」という、先々のことを考えた上での分析が
できると、自分のやるべきことがより明確になるそうです。

新入社員は月日が経つとともに、いずれ中堅社員となります。中堅社員は管理職になっていきます。
その時々にその立場で物事を考え対処するのではなく、自分が上の立場になった事を仮定・認識し、
期待に添うよう現段階からどんなスキルを身につければ良いかを準備することが大事であるということ
でしょうか?「私には○○が勤まらない」「私には荷が重い」という方がいらっしゃりますが、自分の会社
の上司を見てください。見本となる上司がいると思いますが、多くは「あれで勤まるの?」と思うような
上司の方が多いと思います。現場では、目先が第一であり、営業は今日の売上げがなければ明日の
売上げ葉ないといった雰囲気でしょうが、小笹氏のいう3つの目を持って事前準備をしていけば、その
時が来ても何も問題がないと思います。是非3つ目を持ちましょうね。

そういう自分もこれから鳥の目、虫の目、魚の目を持って、しかるべき時に備え、準備したいと思います。







Posted by walt at 21:28│Comments(0)
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