2008年07月07日
391) 洞爺湖サミット、環境サミット?
昨日、各国首脳が北海道洞爺湖に続々と集まってきました。G8参加国プラスEU連合の計9カ国に
アフリカ諸国、招待国を合わせて22カ国の首相、大統領が集まります。22カ国集まるのは初めて
とのことです。大きなテーマが4つ(世界経済、環境・気候変動、開発・アフリカ、政治問題)が
あるようですが、福田首相は開催国・議長国であるなか、環境・機構変動を主なテーマと考え、
環境サミットとしての位置づけをしています。
昨日、本日のニュースでは今回の洞爺湖サミットの件を大きく取り上げています。その中で注目を
浴びていたのが国際メディアセンターではないでしょうか?期間中(7/7~7/10)で延べ4,000人が
利用されると言われています。またその特徴として、冷房を雪の冷気ですること、資材がリサイクル
(再生利用)、リユース(再利用)、リデュース(抑制)の3Rを推進していることです。環境サミ
ットと呼ばれている所以でもあります。メディアセンターは総工費30億円を費やし、竹中工務店が
建設したとのこと。雪を使用した冷房システムは地下に7,000トンの雪を貯蔵しその冷気を利用します。
雪を電気エネルギーで冷やすことなく、9月まで利用できるとのことです。画期的とは思いますが、
北海道、東北、北信越山間部のみしか利用できないシステムとなります。また、3Rを推進している
とのことですが、リユースされなければ何の意味もありません。その点はどうなっているのか気に
なるところです。リユースされなければ、単に取り壊されておしまいです。夏休みの間まで一般公開
すればよいのに、その計画もなく、サミット終了後は取り壊されるようです。なんか変ですね。
そしてメディアセンターを利用する、各国メディア関連のスタッフにお土産があるようですが、廃材を
利用した鉛筆や三洋電機の充電池(エネループ)、そして、シチズンのエコドライブ他キットとなって
プレゼントするようです。さて、この目的は......
今回のサミットの影響でしょうか読売新聞の一面広告に、東京ガスの取り組んでいる燃料電池のこと
が載っていました。いわゆる家庭用燃料電池でコジェネシステムと呼びます。燃料電池は水素から
水素イオンを取り出し電気エネルギーに変え、その時熱が発生します。そして空気と水素が結合して
水ができます。東京ガスでは都市ガスから水素を取り出し、そして発電します。発電時に生じた熱は
水を温めてお湯にします。よって、ガスから電気とお湯を生み出すことになるわけです。松下電器が
このハードを担当しており、今年、本格的に家庭用燃料電池市場に参入することを発表しました。
価格を50万円~60万円にしないと普及しないと試算していますが、数年で可能になるのでしょうか?
現在フィールドテストがされており、国からの補助金で1,000軒近いユーザーがモニター使用している
ようです。果たして10年使用したと仮定して設備・メンテナンス費用でもとが採れるものでしょうか?
家を新築したとき、70万円ほどかけてソーラー給湯器を設置しましたが7年で壊れてしまい、結局取り
はずす費用もかかってしまいました。トータルでは大赤字でした。結局エネルギー問題に関心がある
という独りよがりな考えで終わってしまいました。この燃料電池ですが「電池」という言葉を使用する
ため、勘違いする人がいますが、リチウムイオン電池の「電池」とは異なり、実際は「熱電機」として
理解してもらう方が良いと思います。
今後二酸化炭素の削減に国民全員が協力しなければなりませんが、燃料電池を導入して削減できる
二酸化炭素量と、その台数の燃料電池システムを作るために排出する二酸化炭素の量まで、しっかり
と計算して、「効果がある」と言っていることを期待します。もし、家庭用燃料電池が50万円ほどに
なっとしたら、貴方は燃料電池を利用しオールガス化しますか?それとも、エコキュートを使用する
オール電化を選びますか?
今回の洞爺湖サミットの結論、合意はどうなることでしょうか?議長国としての責任が取れるのでしょうか?
アフリカ諸国、招待国を合わせて22カ国の首相、大統領が集まります。22カ国集まるのは初めて
とのことです。大きなテーマが4つ(世界経済、環境・気候変動、開発・アフリカ、政治問題)が
あるようですが、福田首相は開催国・議長国であるなか、環境・機構変動を主なテーマと考え、
環境サミットとしての位置づけをしています。
昨日、本日のニュースでは今回の洞爺湖サミットの件を大きく取り上げています。その中で注目を
浴びていたのが国際メディアセンターではないでしょうか?期間中(7/7~7/10)で延べ4,000人が
利用されると言われています。またその特徴として、冷房を雪の冷気ですること、資材がリサイクル
(再生利用)、リユース(再利用)、リデュース(抑制)の3Rを推進していることです。環境サミ
ットと呼ばれている所以でもあります。メディアセンターは総工費30億円を費やし、竹中工務店が
建設したとのこと。雪を使用した冷房システムは地下に7,000トンの雪を貯蔵しその冷気を利用します。
雪を電気エネルギーで冷やすことなく、9月まで利用できるとのことです。画期的とは思いますが、
北海道、東北、北信越山間部のみしか利用できないシステムとなります。また、3Rを推進している
とのことですが、リユースされなければ何の意味もありません。その点はどうなっているのか気に
なるところです。リユースされなければ、単に取り壊されておしまいです。夏休みの間まで一般公開
すればよいのに、その計画もなく、サミット終了後は取り壊されるようです。なんか変ですね。
そしてメディアセンターを利用する、各国メディア関連のスタッフにお土産があるようですが、廃材を
利用した鉛筆や三洋電機の充電池(エネループ)、そして、シチズンのエコドライブ他キットとなって
プレゼントするようです。さて、この目的は......
今回のサミットの影響でしょうか読売新聞の一面広告に、東京ガスの取り組んでいる燃料電池のこと
が載っていました。いわゆる家庭用燃料電池でコジェネシステムと呼びます。燃料電池は水素から
水素イオンを取り出し電気エネルギーに変え、その時熱が発生します。そして空気と水素が結合して
水ができます。東京ガスでは都市ガスから水素を取り出し、そして発電します。発電時に生じた熱は
水を温めてお湯にします。よって、ガスから電気とお湯を生み出すことになるわけです。松下電器が
このハードを担当しており、今年、本格的に家庭用燃料電池市場に参入することを発表しました。
価格を50万円~60万円にしないと普及しないと試算していますが、数年で可能になるのでしょうか?
現在フィールドテストがされており、国からの補助金で1,000軒近いユーザーがモニター使用している
ようです。果たして10年使用したと仮定して設備・メンテナンス費用でもとが採れるものでしょうか?
家を新築したとき、70万円ほどかけてソーラー給湯器を設置しましたが7年で壊れてしまい、結局取り
はずす費用もかかってしまいました。トータルでは大赤字でした。結局エネルギー問題に関心がある
という独りよがりな考えで終わってしまいました。この燃料電池ですが「電池」という言葉を使用する
ため、勘違いする人がいますが、リチウムイオン電池の「電池」とは異なり、実際は「熱電機」として
理解してもらう方が良いと思います。
今後二酸化炭素の削減に国民全員が協力しなければなりませんが、燃料電池を導入して削減できる
二酸化炭素量と、その台数の燃料電池システムを作るために排出する二酸化炭素の量まで、しっかり
と計算して、「効果がある」と言っていることを期待します。もし、家庭用燃料電池が50万円ほどに
なっとしたら、貴方は燃料電池を利用しオールガス化しますか?それとも、エコキュートを使用する
オール電化を選びますか?
今回の洞爺湖サミットの結論、合意はどうなることでしょうか?議長国としての責任が取れるのでしょうか?
Posted by walt at 20:50│Comments(0)