2008年07月03日

389) サマータイム Part2

昨日の日経BPネットの大前研一氏「サマータイム導入を面倒くさがる日本」の記事を読み愕然として
しまいました。大前氏は「今年(2008年)6月9日、自民党が政調全体会議を開いた。サマータイム
法案の扱いを谷垣禎一政調会長に一任することに決めたのである。これはもう『日本でサマータイム
は実現しない』とイコールだ」と言う一説です。

記事では大前氏が20年前からサマータイム制を提唱しており、肯定派であることが良く分かりました。
今回は大前氏に大賛成です。まず戦後サマータイム制が敷かれたが、成功しなかったことについて、
大前氏は当時は、栄養失調の子供がたくさんいた時期であり、経済も発展していない。国民は働くこ
とで何とかお金を稼ぎ生活するのがやっとの時代に、今のような余暇を考える時間はなかったという
こと。よって、家に帰って陽がまだ沈まなくてもすることがなく、お腹を空かせるだけだったと。言われて
みれば、そのとおりであり、明るい時間が長ければ、直ぐ寝るわけにも行かず、かと言ってやることも
なく、働くだけであれば、サマータイムは失敗するはずです。又、知識人の中にはサマータイムを実施
すれば、残業が多くなり働く時間が長くなるだけといっている人がいますが、大前氏は「やってみなけ
れば分からない。やってみれば、問題点が浮き上がり、改善の余地ができる。やる前から否定するほう
がもっとおかしい」と。これもそのとおり、現代の日本の企業文化に合うかどうかやってみるべきと思い
ました。

谷垣政調会長といえば、何でも先延ばしにすることで定評のある政治家であることが書かれていました
がもし本当であれば、政府は全くサマータイムの導入をはなから考えていなかったということになり
ます。OECD加盟国のうち日本と韓国のみがサマータイムを導入しておらず、国際社会に馴染んで
いないことが現れていました。今年はこの問題を取り上げていたので、本格化すると当方は期待して
いたのですが、残念です(まだ決まったわけではないのですが)。欧州でサマータイムを経験したとき、
明るいときに夕食を食べてもまだ明るく、寝るのが惜しいことは感激でした。屋外のレストランで食事を
取る雰囲気は最高でした。日本と欧州の違いはありますが、日本でも導入して欲しいと思っていたのに.....

サマータイムに興味のある方は以下の大前氏のコラムを参照下さい。
http://www.nikkeibp.co.jp/sj/2/column/a/138/

ところで、今回始めてのことですが、明日(4日)、明後日(5日)のこのブログはお休みします。
今晩から、雨を押し切って北アルプスの燕岳、大天井岳、常念岳(2,800mほどの山々)に行って来
ます。携帯電話を利用しての投稿はやったことがありませんので、多分無理と思っています。
7/6(日)に又お会いできれば光栄です。只、雨がひどければ、温泉につかって帰ってきます。





Posted by walt at 21:20│Comments(2)
この記事へのコメント
waltさま

気をつけて、楽しんでいらっしゃいませ!
Posted by ゆいまーるゆいまーる at 2008年07月04日 05:38
ゆいまーるさん

みんなから、「こんな雨の日に出かける気がしれない」と
言われるのを押し切り行ってきましたが、日焼けで大変です。
勿論疲れましたが、楽しんできました。
ありがとうございます。
Posted by waltwalt at 2008年07月06日 19:03
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389) サマータイム Part2
    コメント(2)