2008年06月24日

380) 医療費削減は無理

先週、開業医さんでレントゲンを撮ってもらいました。右手薬指の第一関節が腫れていて、触ると
痛かったからです。単なる打撲と思って1ヶ月ぐらいそのままにしていましたが、一向に治らず、
その為、整形外科に行った次第です。レントゲンは手の甲からと、もう一枚違う角度で撮りました。
先生曰く、「骨には異常がない」とのこと。「何か思い当たる節は?」と聞かれたため、「5月に
同じ場所にとげを刺したことがある」と伝えました。「もしかしたら、とげが残っていて、その部分
が化膿したかも知れない。当医院では切開手術が出来ないため市立病院で再度診てもらってくだ
さい」と言われ、紹介状を渡されました。初診は紹介状があったほうが良いとのことでした。勿論
紹介状の作成費用は請求書に載っていました。

そして本日、会社に遅刻を告げ、市立病院にいきました。総合受付で初診の受付を済ませて、整形
外科の受付に行きました。整形外科の受付には、「初診の場合、紹介状がある方を優先させて頂き
ます」と掲示板に案内が貼られていました。それで開業医の先生が言ったことが理解できました。
1時間以上待たされることを覚悟して本を持って読み始めたのですが、しばらくすると看護士さん
に呼ばれ、診察が始まりました。こんなに早く診察が開始されるとは思ってもいませんでした。
症状を説明すると、若い先生が「レントゲンを撮りましょう」と言いました。先週レントゲンを撮っ
た事はすでに言ってあり、開業医の先生から骨には異常がないと言われたことも告げてあったのに、
紹介状には何が書いてあったのか疑ってしまいました。レントゲン室に行き、技師さんから指示され
た事は、手の甲からともう一枚違う角度からであり、先週と全く同じものでした。レントゲンを撮っ
ている時も釈然としませんでした。「なぜ同じことをするのだ。たった数日しか経っていないのに
同じレントゲン写真を撮る必要があるのか?紹介状と一緒にレントゲンのデータが入っていれば、
再度同じことをする必要がないのに。電子カルテがどうしてまだ普及しないのか?」など、数えきれ
ない事が不満となりました。

再度診察室に入り、担当の医師から伝えられたことは「骨には異常ありませんね」と、また、同じ繰
り返しです。「だから開業医の先生が、切開するために市立病院への紹介状を書いてくれたはずだ」
と心でつぶやきました。「切開してもいいけど、様子を見てもいいですよ」ということで、結局様子
をみることとなりました。「何だったんだろう」の一言です。それにしても、医療費の削減を必死に
なり、国をあげて取り組んでいるにもかかわらず、末端では医療費のかかることばかりしているのでは
と思えるほどの現状を目の当たりにして、「これでは、医療費の削減は無理」と思わざるを得ません
でした。

会社に出社し、総務人事からメールが届いていました。「健康診断の結果で生活習慣病予防のヒアリ
ングをしてもらいます」とのことでした。健康診断の結果、再検査はなかったのですが.....
義理の兄の会社では、奥さん同伴で産業医のヒアリングがあり、食事の指導を受けたそうです。
勿論予防も大事ですが、それにかかるコストも膨大なはず。その結果はいつ現れるのでしょうか?
又、同時に医療システムのイノベーションも速やかにやってもらいたいものです。



Posted by walt at 23:05│Comments(0)
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