2008年06月15日

370) 釜炒り茶製造に挑戦 Part1

我々お茶クラブの放置茶園再生プロジェクトの第2弾として、昨日土曜日に釜炒り茶の作成に
チャレンジしました。チャレンジしたといっても、まずは茶摘みをした次第です。
釜炒り茶とは、我々が普段飲んでいるお茶(煎茶)と、製造方法が違うお茶であり、味が若干
異なります。煎茶はお茶の葉を蒸した後、揉みます。釜炒りは字の通り、釜を使用し、茶葉を
蒸さず生葉を釜で炒った後揉みます。日本では九州で作られていますが、あまり飲む機会の
ないお茶です。台湾では、包種茶と呼ばれているいわゆる緑茶です。

今年は茶園の新茶の摘み取りが5/4に行われました。一番茶を摘んだのち、およそ、40日から
45日で2番茶の摘み取りとなります。そのため、6/14(土)に2番茶を摘み、翌6/15(日)に
釜炒り茶を作る計画を立てたわけです。3月にJAハイナン「茶ぐりん」でハウスの新茶摘み取り
のイベントがあり、その研修所に釜炒り茶製造の機械がありました。担当者に機械の事をあれや
これや聞いて、お茶の葉をもってくれば釜炒り茶にしてくれることを聞き、是非とも体験したかった
ため、今回のイベントとなりました。ただ、刈り取ったお茶を持ってくれば良いということではなく、
刈り取ったお茶を萎凋(しおれさせること)しなければなりません。この萎凋では葉の自身の体内
発酵をさせ、香りを出させるわけです。その萎凋の加減が分からず、川根でお茶農家をしていて、
台湾で研修を受けた知人の手を借りることにしました。

午後茶園に行った訳ですが、何とお茶の芽が少ししか出ておらずとても明日の分が(20kgを刈る
予定)確保できる状態ではありませんでした。そのため、当クラブの会員でもあり茶農家のM氏
に連絡し、20㎏近い量を刈ってもらい、それを萎凋させることもまでお願いし事なきを得ました。
段取りが悪かったことになりますが、そこは素人集団、また、このところの天候不順や涼しいことも
影響し、芽が発育しなかったことが原因となります。本当にMさんには感謝いたします。



Posted by walt at 16:30│Comments(0)
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