2008年05月26日
351)「不機嫌な職場」マナーの無いコミュニケーション
先週の日経BPオンラインのマナーコミュニケーション論を確立した西出 博子氏のコラムが気にかかり
ました。ここ数年「不機嫌な職場」が多く登場しているようです。「不機嫌な職場」(高橋克徳+河合
太介+永田稔+渡部幹、講談社現代新書)という新書が発売後3カ月で20万部に達したとのこと
です。なぜ社員同士が協力できないのか? という内容のようです。管理職のみならず、若手、中間
管理職の人たちも疑問に思っているようです。
西出氏曰く「社員同士が協力できない、協力しない。その理由を企業研修にて受講者の皆さんに伺うと
大きく分けて次の2つが挙がります。1つ目は協力したい気持ちはあるけれど、自分の仕事で手一杯。
2つ目は『あの人には協力したくない』という感情」だそうです。「この2つ、理由は異なりますが、実は
根本は同じです。それは2つとも『自己中心』であるということ。要するに「『相手の立場に立つ』=
『マナー』」の欠如が不機嫌な職場を作り出す根底にあるのです。もちろん、現実に自分の仕事が手
一杯で、人に協力できないことはあります。しかし、真に“デキる”人は、どんなに自分が忙しくても、
周囲への配慮や協力を怠りません。ここで分かれ目となるのが、職場においてマナーのあるコミュニ
ケーションをとるのか、それともマナーのないコミュニケーションをとるのか?です。」とのこと。
「たとえば、自分は今、忙しい。しかし、納期の優先順位を考えて、自分の仕事を一時中断してでも、
周囲の仕事を手伝うのか? それとも、自分の仕事を終えてから間に合うようであれば、後で手伝うの
か?自分の仕事も相手の仕事も納期が同じ。だから今回は手伝えないのか? いずれの状況下でも、
マナーのあるコミュニケーションをとりたいものです。社員、スタッフ、一人ひとりに、この人間力がなけ
れば、コミュニケーションのテクニックをどんなに学んでも、『マナーなき職場の問題』はなかなか改善
されないでしょう。」とも、言っていました。
今回、なぜこのことが気になったかと言うと、妻との会話から「不機嫌な職場」そのものが感じ取られた
からです。当方の妻は会社での出来事を良く話します。その為、職場の人には会ったことがありません
が、職場の人が手に取るように分かります。社内の電話が鳴っても、自分の担当以外の電話は取らな
い人が多いとのこと。電話機にディスプレーがあるため、何処からかかってきた電話か分かるよう
です。又、お客様がみえても、御用を聞きに行くスタッフが限られていること。ファックスが貯まっていて
も、自分の分だけ抜き取り、後は配らずそのままにしておく人が多いこと。そして、とても低次元な話で
すが、若手男性社員が出張してお菓子を買ってくるそうですが、たまたまもらわなかった人が平気で、
その男性社員に「貴方のお客さんからの電話はもう取らないから」などと言って脅迫じみたことを言う
女性社員がいるようです。その男性社員は、女性社員に気を遣って、お菓子を買ってきているはず
です。コミュニケーションを円滑にしようと思って好意的にしているはずですが、もらうほうからすると
当たり前になっているのでしょう。調教された動物のように餌をもらえるから演技をすると同レベルな
こと(お菓子をもらうから仕事を手伝う)と考えると情けなくなってしまいます。当方の感覚からすると、
会社に居て欲しくない典型的な社員です。西出氏の言う以前の問題かも知れませんが......。
職場に限ったことではありませんが、言い方一つで相手のマイナス感情を引き起こしてしまいます。
言い方ひとつ、頼み方一つで不機嫌な職場になるか、そうでないか分かれます。そこまで気を遣って
仕事をすることは嫌だと思う方も多くいると思います。よって、自分に課せられた仕事だけをこなせば
良いということになるのではないでしょうか?自分の仕事が終われば、別に気兼ねすることなく帰れば
よいことです。そのように思う人が圧倒的に多い(自分勝手な人が多い)のではないでしょうか?
勘違いしないで欲しいことは、仕事は誰のためにするかです。お客様のためにするに決まっています。
その代価として我々の賃金が支払われるからです。お客様が満足してくれるために、早く仕事を終わら
せると考えればお手伝いしても、してもらっても良いはずです。すると、この「不機嫌な職場」は変わっ
ていくのではないでしょうか?変わってもらいたいものです。
お客様がいなければ、仕事は成り立ちません。そのお客様に満足してもらうための仕事をしません
か?そして、自分の職場がもし「不機嫌な職場」であったら変えてみる努力をしませんか?
ました。ここ数年「不機嫌な職場」が多く登場しているようです。「不機嫌な職場」(高橋克徳+河合
太介+永田稔+渡部幹、講談社現代新書)という新書が発売後3カ月で20万部に達したとのこと
です。なぜ社員同士が協力できないのか? という内容のようです。管理職のみならず、若手、中間
管理職の人たちも疑問に思っているようです。
西出氏曰く「社員同士が協力できない、協力しない。その理由を企業研修にて受講者の皆さんに伺うと
大きく分けて次の2つが挙がります。1つ目は協力したい気持ちはあるけれど、自分の仕事で手一杯。
2つ目は『あの人には協力したくない』という感情」だそうです。「この2つ、理由は異なりますが、実は
根本は同じです。それは2つとも『自己中心』であるということ。要するに「『相手の立場に立つ』=
『マナー』」の欠如が不機嫌な職場を作り出す根底にあるのです。もちろん、現実に自分の仕事が手
一杯で、人に協力できないことはあります。しかし、真に“デキる”人は、どんなに自分が忙しくても、
周囲への配慮や協力を怠りません。ここで分かれ目となるのが、職場においてマナーのあるコミュニ
ケーションをとるのか、それともマナーのないコミュニケーションをとるのか?です。」とのこと。
「たとえば、自分は今、忙しい。しかし、納期の優先順位を考えて、自分の仕事を一時中断してでも、
周囲の仕事を手伝うのか? それとも、自分の仕事を終えてから間に合うようであれば、後で手伝うの
か?自分の仕事も相手の仕事も納期が同じ。だから今回は手伝えないのか? いずれの状況下でも、
マナーのあるコミュニケーションをとりたいものです。社員、スタッフ、一人ひとりに、この人間力がなけ
れば、コミュニケーションのテクニックをどんなに学んでも、『マナーなき職場の問題』はなかなか改善
されないでしょう。」とも、言っていました。
今回、なぜこのことが気になったかと言うと、妻との会話から「不機嫌な職場」そのものが感じ取られた
からです。当方の妻は会社での出来事を良く話します。その為、職場の人には会ったことがありません
が、職場の人が手に取るように分かります。社内の電話が鳴っても、自分の担当以外の電話は取らな
い人が多いとのこと。電話機にディスプレーがあるため、何処からかかってきた電話か分かるよう
です。又、お客様がみえても、御用を聞きに行くスタッフが限られていること。ファックスが貯まっていて
も、自分の分だけ抜き取り、後は配らずそのままにしておく人が多いこと。そして、とても低次元な話で
すが、若手男性社員が出張してお菓子を買ってくるそうですが、たまたまもらわなかった人が平気で、
その男性社員に「貴方のお客さんからの電話はもう取らないから」などと言って脅迫じみたことを言う
女性社員がいるようです。その男性社員は、女性社員に気を遣って、お菓子を買ってきているはず
です。コミュニケーションを円滑にしようと思って好意的にしているはずですが、もらうほうからすると
当たり前になっているのでしょう。調教された動物のように餌をもらえるから演技をすると同レベルな
こと(お菓子をもらうから仕事を手伝う)と考えると情けなくなってしまいます。当方の感覚からすると、
会社に居て欲しくない典型的な社員です。西出氏の言う以前の問題かも知れませんが......。
職場に限ったことではありませんが、言い方一つで相手のマイナス感情を引き起こしてしまいます。
言い方ひとつ、頼み方一つで不機嫌な職場になるか、そうでないか分かれます。そこまで気を遣って
仕事をすることは嫌だと思う方も多くいると思います。よって、自分に課せられた仕事だけをこなせば
良いということになるのではないでしょうか?自分の仕事が終われば、別に気兼ねすることなく帰れば
よいことです。そのように思う人が圧倒的に多い(自分勝手な人が多い)のではないでしょうか?
勘違いしないで欲しいことは、仕事は誰のためにするかです。お客様のためにするに決まっています。
その代価として我々の賃金が支払われるからです。お客様が満足してくれるために、早く仕事を終わら
せると考えればお手伝いしても、してもらっても良いはずです。すると、この「不機嫌な職場」は変わっ
ていくのではないでしょうか?変わってもらいたいものです。
お客様がいなければ、仕事は成り立ちません。そのお客様に満足してもらうための仕事をしません
か?そして、自分の職場がもし「不機嫌な職場」であったら変えてみる努力をしませんか?
Posted by walt at 21:50│Comments(2)
この記事へのコメント
こんにちは 初めまして!!
この記事を読んで全くその通りだと思います。
家の主人ともよく職場のこと・仕事のことをよく話すのですが、お客様が居て
初めて仕事が成り立つものだよ。
仕事を頂かないことには 始らないんだよな。
『雑用こそ怠ってはいけない』
と今年 就職したばかりの息子に話をしていた主人の
ことを思い出しました。
職場でも 若い社員が『お客様のお茶だしは私の仕事では
在りません』と平気で言います。そこで一言言いたいです。
お客様から仕事頂かないとあなたの仕事はないんだよと・・・・・・
ちょっとした気配りで職場が変わると思います。努力します。
この記事を読んで全くその通りだと思います。
家の主人ともよく職場のこと・仕事のことをよく話すのですが、お客様が居て
初めて仕事が成り立つものだよ。
仕事を頂かないことには 始らないんだよな。
『雑用こそ怠ってはいけない』
と今年 就職したばかりの息子に話をしていた主人の
ことを思い出しました。
職場でも 若い社員が『お客様のお茶だしは私の仕事では
在りません』と平気で言います。そこで一言言いたいです。
お客様から仕事頂かないとあなたの仕事はないんだよと・・・・・・
ちょっとした気配りで職場が変わると思います。努力します。
Posted by べっち at 2008年06月08日 12:28
べっちさん
「給料は誰からもらっているの?」との質問に、「会社から」と答える
人が多くいます。当社の若手社員に聞いた時も「お客様から」と
いう回答はありませんでした。そのことにも通じることですよね。
お客様あっての仕事であることをみんなが意識してもらえれば
きっと良い職場になりますね。
LLビーンズという会社がありますが、LLビーンズは「お客様」を
定義している、一節があります。
「我々がお客様のお役に立っているのではなく、お客様が我々に接する機会を与えてくれているのです。」
この言葉意味が深いですよね。
「給料は誰からもらっているの?」との質問に、「会社から」と答える
人が多くいます。当社の若手社員に聞いた時も「お客様から」と
いう回答はありませんでした。そのことにも通じることですよね。
お客様あっての仕事であることをみんなが意識してもらえれば
きっと良い職場になりますね。
LLビーンズという会社がありますが、LLビーンズは「お客様」を
定義している、一節があります。
「我々がお客様のお役に立っているのではなく、お客様が我々に接する機会を与えてくれているのです。」
この言葉意味が深いですよね。
Posted by walt at 2008年06月09日 00:14