2010年05月09日

996) やっぱり羽田が便利、でも...

いつかは無敗記録は敗れるものと思っていましたが、このような試合内容で負けたということは、まだまだ優勝を狙えるチームではないことが証明されたようなものでした。8節まで勝ちが無く9節でようやく初白星、10節で勝って2連勝となった新潟に3連勝を与えてしまいました。昨年のリーグ戦で秋に1位となりその後5連敗したエスパルス。その時も優勝を狙えるチームでは無かった事が明らかになりました。そして今年、10節まで無傷できたこともあり、昨年とは違うエスパルスと誰もが認識したはずでしたが、試合内容を見る限りでは今までとは変わらず、これが実力と言われてもおかしくないものでした。観客数が今日の結果を予想していたかのように15,396人と状況や天候を考えても少ないものでした。試合終了後、ブーイングになると思っていましたが、拍手で迎えられたことは「今までの10試合頑張ったね」という労いだったのではないかと思われます。今日ばかりは毎回楽しみにしていたNHK BS放送のJリーグタイムも今日ばかりは見る気がしませんでした。選手のコメントを見ても「ああすればよかった。こうすればよかった」といいわけをしています。後悔には二つあり、やらなくて後悔する事とやって後悔することです。どうせならやって後悔するほうがよいはずです。その意味でもっとポジティブな考えをしなければ勝てないでしょう。さて、リーグ戦も次節のFC東京戦で中断となります。昨年と同じ轍を踏まないよう、連敗は避けなければなりません。最後は選手のメタル面です。今までとは違うことを次節で見せてほしいものです。

ところで、「米運輸省は7日、羽田空港と米国を結ぶ直行便4便について、デルタ航空に2便、アメリカン航空に1便、ハワイアン航空に1便を割り当てると発表した」という記事を新聞で読みました。その結果ロサンゼルス、ニューヨーク、デトロイト、ホノルルと羽田を結ぶ直行便が、今年秋以降に就航するということになります。数年前に羽田からソウル金浦空港への国際線が開通し、何度か利用したことがあります。成田からよりもとてもアクセスが良く、又、韓国インチョン空港からソウルまでのアクセスも良く重宝しました。今では1日8便(日本航空・大韓航空、全日空・アシアナ航空之相互乗り入れ)にも増えてるということはそれだけ利用客が増えたということです。そして、この記事を読むまで知らなかったのですが、今では韓国ソウル以外にも、中国上海、北京、香港にも国際便が何便も就航しているとのことです。今回のアメリカ航空会社の羽根田乗り入れは、日米両政府が昨年12月、航空会社が路線や便数を自由に決められるオープンスカイ(航空自由化)協定で合意し、米航空会社に4便を割り当てることが決まっていた事を受けての決定のようです。羽田空港では4本目の滑走路が10月に完成し、枠が増えることに伴う措置とのことで、羽田と米国を結ぶ定期便は、1978年の成田空港開港以来32年ぶりだそうです。なお、今回の枠には、ユナイテッド航空とコンチネンタル航空も申請していたようですが漏れ、10日以内に異議を申し立てることができるそうです。日米路線は、日本の航空会社にも4便が割り当てられており、日本航空はサンフランシスコ、ホノルルへの就航を申請しているとのことです。その他にもアジア、カナダ、欧州の各都市との路線も、日本と海外の航空会社に各16便程度ずつ割り当てられる見通しで、羽田空港の国際化が一層深まるようです。

成田空港の開港に当たっては大きな闘争がありました。そして、それは現在も続いています。羽田空港が手狭になり、国内線を羽田、国際線を成田へともっていった当時の航空行政がありました。開港した成田空港は滑走路が1本しかなく、ようやく2本できましたが、その32年の間に航空業界の再編成、経済の悪化、そして韓国のインチョン空港のハブ化もあり日本の航空関連産業は出遅れ、太刀打ちできなくなってしまいました。結果として、成田空港のハブ化はできず、羽田の価値が高まり、4本目の滑走路ができることになりました。素人考えでも国際線からの国内線への乗り継ぎができない成田はとても不便です。現在大韓航空やアシアナ航空は日本各地の地方空港に毎日飛んでいますので、もしかしたら海外から日本の地方へ行くにはインチョン空港経由の方が早く目的地に着くかもしれません。今回の羽田の国際線増便で、成田空港の意義がより薄れてしまうかもしれません。すると開港後の32年間、開港前からだと50年近くの紛争は一体何だったんだろうということになってしまいます。利用客からすれば羽田から世界各国に行ける方が便利です。しかし、そこには大きな問題が潜んでいる事を忘れてはいけ無いと思います。現在、沖縄の普天間基地移設の問題がクローズアップしています。日米安保の根本的な問題解決、施策が無いままここまできた事の付けが回っています。結局その場しのぎの政策しかやってこなかった日本の政界、行政の問題のような気がします。航空関連産業もしかり、日本はグランドデザインを作ることができない国家なのでしょうか?

アメリカ航空会社3社の羽田空港乗り入れの記事でふとそんなことを考えてしまいました。でも、ハワイアン航空の乗り入れによって、ハワイオアフ島のみならず、マウイ島、カウアイ島、ハワイ島等が益々身近になる事は嬉しい事です。当方10年近くハワイに行っていませんが、機会があったらハワイアン航空を利用して行ってみたいものです。





Posted by walt at 11:30│Comments(0)
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